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その年を表す漢字一文字が、今年は"命"に決まった。

新しい命が生まれ、そして貴重な若い命が奪われたことが影響しているという。

自分にとっての漢字一文字もまさしく"命"。
今まで、深く考えもせず、勢いのまま生きてきた自分にとって、今年は"命"という
ものを強く強く感じさせられた。

何もないまま過ぎ去っていく命。
生きたくて生きたくて、それでもかなわぬ命。
自ら絶ってしまう命。
他の人に与える命。
他の人から奪われる命。

"命"にもいろいろある。


これまで普通に生きてきたのに、歳をとって死んでいくのが当たり前と思って
生きてきたのに、突然突きつけられた現実。

しかも自分だけの力では何の解決もできない、無力を知らされた状況。

似たような境遇の人はたくさんいるのに、「自分だけが」、「何で!」という思い
から未だに抜け出せないでいる。

体は少しずつ良くなっていっても、心がなかなか追いついていけない。
家庭で普通に生活しても、仕事に追われても、とにかく何かが引っ掛かる。

「大分、体調良さそうだね。」と言われても、心のどこかで「本当にそうか?」と
考えている自分がいる。

今まで他人の生き死にを耳にしても、所詮他人事、としか考えてこなかった
のに、自分がその立場になって初めて"命"を意識するなんて、何とも身勝手な
ことだと思う。

だけど、どんな時でも、色々な思いが渦巻いても、

それらを全て含めて、自分の中に吸収して、せっかく与えられた命なのだから、
精一杯生きていこう、と思う。


この一年間、もっともっと長く生きたいのに、生きられない人をたくさん見てき
て、自分と比べて・・・、複雑な思いのかんぞうくんでした。
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