坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

『健康は義務である』(byナチス)

2008年03月31日 | 坊主の家計簿
 3月31日

 雑費  全国仏青会費         2000円
     古本             7880円
 食類  マーガリン           178円
     アクティブダイエット8     776円
     水切りネット            1円
     中華三昧3           264円
     茶碗蒸し              1円
     無添加ワイン          478円
     ホタルイカ           100円
     エリンギ             98円
     水菜              100円
     麺スープ            198円
     イカ明太            149円
     しらす              64円
     豚バラ味噌ダレ         266円

 合計                13078円
 3月合計             118385円

 お休み。
 昼過ぎに起きてネットで注文していた古本、『柏原祐儀 三帖和讃講義』が届いていたので郵便局に振込。ついでに全国仏青会費も振り込む。あ、『柏原祐儀 三帖和讃講義』を買おうかどうしようか迷って居られる方、版が新しくても文字は古いままです。「さすがは、大正時代」という活字のままですので、別に最新版を買わなくともエエかも知れません。

 ついでにお買い物。しかし、寒い。。。寒いし風も強かったので御近所温泉に行くのを断念する。まあ、今度やな。

 『Dr.コトー診療所2006』を見終わる。
 蒼井優ちゃんが起した様々な奇跡も良かったが、やはり最終回での「コトー先生、堕落する」のが良かった。まあ、生身の人間やし、しゃーない。

 夕方に視てたニュースや、ワイドショーなんぞで『メタボ健診』について幾つかの番組でやってた。「明日からですよ」と。
 以外だったのだが、私も数日前にタマタマ知っただけなのだが、『メタボ健診』って私みたいに知らない人が多かったのね。

 『健康は義務である』とはナチスのスローガンだったらしい。詳しくは知らん。

 『美しい日本』にはどうやらメタボは居たらダメみたいである。
 大変である。まずは仏像をなんとかしなければならない。仏像の多くはメタボである。どう考えてもメタボである。私たちはメタボの仏像を拝んでいるのだ。メタボの仏像に手を合わず為にわざわざ遠方まで出かける人も居る。
 
 「先生!大仏さんってメタボじゃないんですか?」
 というのはやはり教育的に悪い。よって奈良や鎌倉に修学旅行や遠足で出かける事がなくなるのではないのか?っちゅうか、あれは元々宗教施設だから、え~。。。日教組何をしとる。特定宗教団体を義務教育で使うのは間違っとるぞ。

 大阪では『えべっさん』というのがある。まあ、エビスビールのラベルの神さんでんな。当然、メタボである。
 ♪商売繁盛でササ持って来い
 は、メタボの神さんに商売繁盛を頼んでいるのだが。。。

 大変である。『えべっさん』も仏像もダイエットをしなければならない。アクティブ・ダイエットなんぞを飲みつつ運動して、毎日の食事制限をしなければならない。
 ん?仏像か。だったら作り替えるか、もしくは改造して腹の肉を落とさなければならない。

 今日のワイドショーでも誰かがコメントしてたが、就職時に、まあ、面接時にメタボであると危ない。
 今回の罰則は個人負担ではない。『保険者』つまり、自治体や、会社等に罰則がかかる。
 つまり就職試験の時にメタボであると、つまりメタボ社員を採用すると面倒なのだ。会社の経費が余計にかかる事になりかねない。
 まあ、会社としては同じ能力を見込まれるのならば『メタボの人』と、『メタボでない人』を選択するのなら、『メタボでない人』の方がややこしくなくてイイ。都合がイイ。企業の論理として「何故、採用すると余計に経費がかかってしまうかもしれない社員を採用しなくてはならないのか?同じ採用するのなら非メタボの方が経費負担の心配が少なくてすむではないか?」と。

 どう考えても危ない。

 健康的な人間。
 つまり、まあ、なんや。メタボでなく、心優しくて、ボランティアなんぞの社会貢献もしっかりとして、政治に対する意識、社会問題に対する意識、社会差別に対する意識等関心がに深く、当然、酒はたしなむ程度で、タバコは吸わない。食事管理も野菜を中心に。戦後民主主義の理想の『よゐこ』
 堕落しろ。もっと堕落しろ。

 国家。
 日本は資本主義であり、天皇制である。
 『天皇』とは神主であり、神道の国である。神道の神主を象徴としているのが日本である。
 神道の教義はよく知らんが、基本は『穢れを祓う』みたいなものなんだろう。お祓いしてはるし。

 『清めの塩』といっても消毒なのだ。殺菌効果がありまんがな、塩には。今ならファブリーズとかの方が便利でより効果的だと思うのだが、まあ、神道でも伝統を大切にしはるのだろうし。
 『健康に生きたい』とは、まあ、誰もが願う事だと思う。病気ってしんどいし。ぎっくり腰も大変でっせ。

 娑婆で生きて行くには『健康』であった方が都合がイイ。当たり前である。と、やはりいいたい。
 都合がイイ。『都合』でんな。ワガママでんな。

 健康と経済中心が結びつく。まあ、不健康よりも健康の方が経済効率もエエ。薬代も医療費も要らんし。
 故に、『メタボ健診』。
 単なる御都合主義だけの話。

 自分自身が自分にとって都合悪なったらどうしまんねん。
 自分で自分の首をしめてるだけの話でっせ。

 『メタボ健診』は道路特定財源よりも、物価値上げよりも、一番危ない。思想的に一番危険極まりない。
 単なる国家による優生思想の法制化やんけ。