坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

人間を返せ

2008年03月05日 | 坊主の家計簿
 3月5日

 諸々  豆腐料理       6580円
     プカプカ       3300円

 合計             9880円
 3月累計          16616円

 所用で外出。

 日清が大阪から出て行くらしい。。。本社が東京に移転しやがるらしい。。。
 東京の一極集中。ああ、大阪が。。。
 なんだが、大阪はラテンなのだ。イタリーでっせ、イタリー。なんかよう解らんけど。
 昔は『上方』と呼ばれて経済の中心地。でも、今や。。。って、別に経済の中心地でなくても『お笑いの中心地』である事は変わらんと思うのだが。
 東京に抜かれ、名古屋に抜かれ、その他諸々の県に抜かれても、お笑いだけはダントツでっせ。
 まあ、お笑いすら他所の都道府県に抜かれると腹が立つが。。。それは不可能であろう、基本の育ちが違うし。お笑いエリート教育の大阪を舐めたらあきまへんで。学校教育のエリートはボロカスかも知らんが『お笑い』だけは負けまへんで。

 って、まあ、負けてもエエのだが。

 最近、非常に気になるキーワードで『品格』というのがある。
 女性の品格しかり、横綱の品格しかり。
 『品格』ってなんでんねん。誰が何の幻想でもって、夢見てる事を現実に照らし出してまんねん。夢を現実に勝手にするなよな。
 って、そんなもんに惑わされるのもアカンのだが。。。
 
 テレビの向こうの豊かな生活。マイホームがあり~の、マイカーがあり~の。
 「わはははは!これは父さん、一本取られたな」のリビングでのアットホーム。

 ♪起て飢えたる者よ 今ぞ日は近し

 餓えたるもの。
 餓えたるものが幻想を見ててもしゃーない。起て、餓えから立ち上がれ。
 けど、餓えと貧乏はちゃいまっせ。
 マイカーがなく、マイホームもなく、好きなモノも買えないのが何が悪い。『悪い』と云うのが資本主義、経済中心。の夢。

 現実。生きなければならない。生きる為にはメシを喰わねばならない。メシを喰えない人に『夢』を見させるのは罪である。
 だが、そこそこの生活をしている人に、「あなたは平均年収以下ですよ」っちゅう圧力の夢もアカンやろ。

 搾取。
 労働者から搾取する。搾取して何をしたいのだろうか?何の為に搾取したいのだろうか?搾取して『思い通り』に生きる、経済的に豊かになる事が、『豊か』なのだろうか?何時までも『夢』を追いかけ、周囲を踏みにじり生きて行く事が『豊か』なのだろうか?
 「あなたは明日から解雇します。」
 解雇する人と解雇された人。
 解雇する側の会社の株主、御偉いさん。銀座や新地で飲むのだろう。座って5万で飲むのだろう。
 「ははははは。君も仕事に慣れて来たみたいだね」とシャンパンパンパン。
 帰り道のリムジン。街の風景。路上生活者。

 死だけは誰にでも平等にやって来る。天皇だって死ぬ。医療格差はあれども死ぬ。ビルゲイツも死ぬ。路上生活者も死ぬ。
 『思い』を尽くして死ぬ人と、思い通りに生きれなくて死ぬ人。
 いや、満足して死ぬ人などきっといやしない。

 死ぬ間際に人はどんな夢を観るのだろうか?
 踏みにじった人の事を思い出して死んでいけるのだろうか?
 罪を感じて死んで行けるのだろうか?
 自分の人生を、周囲の環境と共に生きていた現実を見つめる事が出来て死んで行けるのだろうか?
 「オレはアイツよりもマシな人生を送れた」と変わらず比較して自分を引き受ける事無く死んでいくのだろうか?
 「私の人生は成功した人生であった」と、変わらず周囲を踏みにじりの対象として死んで行くのだろうか?

 地獄はない。裁く人もいない。
 裁かれる事もない。
 誰もいない。
 人がいない。
 孤独な死。
 人工的な環境の自然の死。
 バーチャルな夢。

 『品格』。
 人工的な品格。人工的だから品格。
 迷いの素。