『霧雨の 空を芙蓉の 天気哉・・・・・松尾芭蕉』
『雨上がり 色をピンクに 酔芙蓉・・・ないとう罵声』
四季の移ろいってのは正直なものですよね。 猛暑だ熱帯夜だとブツブツ言っているうち、朝晩には秋風も心地良く感じさせてくれます。神田川の遊歩道には、夏を跨いで咲く花『芙蓉・酔芙蓉』が綺麗な花弁を・・・
誰が植えたんでは無いんでしょうが、遊歩道には多くの『酔芙蓉の花』が咲いています。 花言葉は『淑やか・心変わり』
『酔芙蓉』なんで『酔い』が付くんでしょうね、きっと妖艶な淑女が盃を重ねるたびに顔をほんのりと薄紅色に・・・
芙蓉の花の特徴は、一日でしおれてしまうとても短命な花、短命を補う様に一本の茎から次々と花を開く花。 その中で『酔芙蓉』は、朝は白色、昼から午後には『うっすらと紅色』に、そして夜には『濃い悩ましい紅色』に、翌朝まで花を萎ませないのが『酔芙蓉』 結構強い花ナンですよね。
そんな悩ましい酔芙蓉の花を歌った演歌に『島津悦子さん』の歌を見つけました。
『酔芙蓉』 作詞・坂口照幸 作曲・大谷明裕
苦しまないでね 私のことで
男が曇れば あとをひく
いいの最後の 逢瀬でも
酔えるひと刻 その刻だけを
せめて私に くだされば
花はひと咲き 酔芙蓉・・・
この歌の主人公の女がの『心変わり』で、男が最後の逢瀬を惜しんでいる・・・と。 ユーチューブで探して聴いてみよう!