『勧酒』・・・中国の唐の時代の詩人『于武稜』と言う人の漢詩でございます!
勧 君 金 屈 巵
満 酌 不 須 辞
花 発 多 風 雨
人 生 足 別 離
この詩に『井伏鱒二』が現代訳したのが『さよならだけが人生だ』でございます!
この杯を 受けてくれ
どうぞなみなみ 注がせておくれ
花に嵐の たとえもあるぞ
さよならだけが人生だ
この詩を題材に作詞をしてみました タイトルも『さよならだけが人生だ』
一番 命燃やして 咲く櫻花
人の別れを 知ってる様に
春の嵐で 花も散る
おまえと俺の 最後の夜だ
今夜は飲もう しみじみと
さよならだけが人生だ
一期一会の ふたり酒
二番 逢うが別れの 始めとは
この世の運命 切なく辛い
目指すその先 違っても
おまえと俺の 出船の夜だ
今夜は飲もう おもいきり
さよならだけが人生だ
意気揚々の 別れ酒
・・・・・
花に嵐のたとえもあるぞ
今夜は飲もう 乾杯だ
さよならだけが人生だ
合縁奇縁の 男酒
かの『寺山修司』は この詩を受けて 『さよならだけが人生ならば そんな人生なんかいりません・・・』と言っていました! さてご同輩は?
井伏鱒二はこの現代訳を37歳の時に書きましたが、どんな心境で書いたのでしょうね! いずれにしても良い別れをしたいモンですよね!
今日はこれから渋谷のスタジオで新曲発売予定の『奈奈美さん』のデモテープによるレッスンです! 講師は作曲の『渡辺勝彦先生』 野次馬は作詞の『ないとうやすお先生?』です!