「タンスの奥に ……中田七段作詰将棋 『将棋世界』2016年3月号」の解答です。
初手▲1五香は△2四玉で続きません。また、▲2五銀も△同銀で詰みません。
なので初手は▲2五角よりなさそうです。
これを△2五同桂と取ると▲3四龍△2四合駒▲1五香で詰むので、△2五同銀と取ります。
ここで▲1九香が普通なのですが
△2四玉なら▲1五銀で詰むのですが、△1六桂(変化図1)と中合されると、
以下▲1六同香△同銀▲3四龍△2四歩(合駒)で詰みません。
第2図に戻って、中合を避けて▲1五香はどうでしょう?
しかし、これも△2四玉(失敗図2)で詰みません。
ただ、この失敗図2は正解に繋がるヒントになっています。
この図で▲1六桂と打って取られなければ詰むので、2五の銀を何とかすればいいのです。
そこで、第2図で▲3四龍として△同銀を強要すれば、銀の1六への利きは消えます。
3四の地点は、2図の段階では龍が押さえていましたが、▲3四龍△同銀と進んだ局面は、龍の利きの代わりに守備銀で栓をすることで代用するわけです。
こうしておいて、▲1五香と打てば△2四玉の一手に▲1六桂で詰みます。
さて、第4図で▲1九香(変化図4)と下段から打つのが実戦での筋ですが
△1六桂(変化図5)▲同香△2四玉(失敗図3)でも
▲1九香(変化図4)に△2四玉(失敗図4)とかわされても詰みません。
図で▲1六桂と打っても△1四玉と逃げられて逃れられてしまいます。遠くから香を打ったため、香の利きが桂まで遮られてしまうのです。
1六に桂が打てるよう、▲1五香の香を短く打つのが肝要でした。
詰手順……▲2五角△同銀▲3四龍△同銀▲1五香△2四玉▲1六桂まで7手詰
タイトルは、玉をタンスの奥にしまうような感じがしたので……
(出題時には別のタイトルを考えていたはずなのですが、思い出せません……)
初手▲1五香は△2四玉で続きません。また、▲2五銀も△同銀で詰みません。
なので初手は▲2五角よりなさそうです。
これを△2五同桂と取ると▲3四龍△2四合駒▲1五香で詰むので、△2五同銀と取ります。
ここで▲1九香が普通なのですが
△2四玉なら▲1五銀で詰むのですが、△1六桂(変化図1)と中合されると、
以下▲1六同香△同銀▲3四龍△2四歩(合駒)で詰みません。
第2図に戻って、中合を避けて▲1五香はどうでしょう?
しかし、これも△2四玉(失敗図2)で詰みません。
ただ、この失敗図2は正解に繋がるヒントになっています。
この図で▲1六桂と打って取られなければ詰むので、2五の銀を何とかすればいいのです。
そこで、第2図で▲3四龍として△同銀を強要すれば、銀の1六への利きは消えます。
3四の地点は、2図の段階では龍が押さえていましたが、▲3四龍△同銀と進んだ局面は、龍の利きの代わりに守備銀で栓をすることで代用するわけです。
こうしておいて、▲1五香と打てば△2四玉の一手に▲1六桂で詰みます。
さて、第4図で▲1九香(変化図4)と下段から打つのが実戦での筋ですが
△1六桂(変化図5)▲同香△2四玉(失敗図3)でも
▲1九香(変化図4)に△2四玉(失敗図4)とかわされても詰みません。
図で▲1六桂と打っても△1四玉と逃げられて逃れられてしまいます。遠くから香を打ったため、香の利きが桂まで遮られてしまうのです。
1六に桂が打てるよう、▲1五香の香を短く打つのが肝要でした。
詰手順……▲2五角△同銀▲3四龍△同銀▲1五香△2四玉▲1六桂まで7手詰
タイトルは、玉をタンスの奥にしまうような感じがしたので……
(出題時には別のタイトルを考えていたはずなのですが、思い出せません……)