英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

相変わらずの政治家の先生たち

2011-04-27 16:17:40 | 時事
 相変わらずの足の引っ張り合い。
 東日本大震災後も、もともとくすぶってはいましたが、統一地方選挙の民主党の大敗を機に、「管降ろし」が再燃。
 管総理の政治手腕が足りないのは周知の通りですが、この非常時に総理が交代して政治空白を生じるのは避けて欲しいです。こういった国民の思いは、世論調査でも現れています。民主党支持率は20%程度と低いのに対し、総理交代の是非は半々に分かれているというのが直近の結果。
 しかし、民主党の国会議員の少なくない者が、今回の選挙敗北は管総理、岡田幹事長の責任で(まあ、それも大きな要因です)、「このまま管体制でいると、民主党は衰退してしまう。ここは引責辞任して、新しいリーダーの下で党を立て直そう」というのです。

 実際、昨日(26日)に、菅首相と距離を置く民主党議員ら、事実上の退陣求める勉強会立ち上げ 約60人が参加。
 統一地方選での民主党の敗北を受け、菅首相と距離を置く民主党議員らが26日、事実上、菅首相に退陣を求める勉強会を立ち上げ、およそ60人が参加しています。
民主党の山岡賢次副代表は「座して死を待つわけには、いかないわけでですね」などと述べています。山岡副代表の他、鳩山前首相や原口前総務相らが、今の菅政権を批判しています。

 「選挙で負けたのは、民主党が信頼できないから」という根本の事実を全く認知していないようです。
 そもそも、管総理を選んだのは、民主党の議員たちではないのでしょうか?自分たちが選んだトップを攻め立て引き摺り下ろそうとする。なぜ、支えようとはしないのでしょうか?
 管総理に力量がないとしたら、氏を選んだ民主党議員の責任ではないのでしょうか?まあ、こういった足の引っ張り合いは、今回だけではなく、自民党政権時代でも飽きるほど見てきました。
 その度に耳にする台詞が「○○では選挙に勝てない」です。一番大切なのは議員にとって、国政ではなく、選挙なのでしょう。

 自民党にしても、26日の全議員懇談会で、
谷垣総裁は「国難が起きたあとの最初の国政選挙で勝利できたことは、わが党に頑張ってほしいという国民の気持ちが表れたものだ。菅政権で国難を乗り切っていくことに対して、多くの国民が極めて重大な懸念を持っている」と述べ、今後の国会審議で、菅総理大臣の辞任を求め、攻勢を強めていく考えを示しています。
 また、石原幹事長は「菅政権に一日も早く退陣してもらいたいというのが民意だ。これからが正念場であり、一致協力して一日も早い政権奪還を目指して頑張っていく」と述べています。これに対して出席者からは、「今回の結果は敵失によるところが大きく、過大評価すべきではない」という意見が相次いだほか、「衆議院の解散・総選挙に向けて攻勢をさらに強めるべきだ」という指摘が出されていました。

 やはり、選挙(政権奪回)しか眼中にないようです。
 「管総理や民主党は頼りないが、ここは民主党と手を組んで一丸となって日本の危機に対処しようではないか」と言えないものなのでしょうか?

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« その後の木蓮と蒲公英 | トップ | 震災復興の財源 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

時事」カテゴリの最新記事