英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

「面目ござらぬ(桂馬の詫び)」(中田七段作詰将棋)の解答

2016-02-20 20:56:23 | 詰将棋
「面目ござらぬ ……中田七段作詰将棋 『将棋世界』2015年12月号」の解答です。


 初手▲1八歩は“打ち歩詰の禁”。
 そこで、△1八同桂成とできるように3四の桂馬を2六に呼ぶことが浮かびます。

 しかし、本作の場合、▲2六角と▲2六銀の2手段があります


 角を捨てる方が詰将棋らしいので、角捨てから考えましょう。
 ▲2六角△同桂(第2図)


 これで▲1八歩が可能となりました。


 △1八同桂成に▲5七飛で詰みとなります。


 導入部は“打ち歩詰解消問題”ですが、実質は“逃げ道封鎖問題”です


 さて、初手▲2六銀でも同様に5手目の▲5七飛まで進めて詰みそうですが


 ここで、△3七に合駒をする巧手があって(歩でなくても可)

▲3七同飛(▲3七同角は王手にならない)に、△2六玉で失敗します。



 作品のタイトル「面目ござらん(桂馬の詫び)」は、出題記事でのじゅんいちさんのコメントが“言い得て妙”でしたので、アレンジさせていただきました。


詰手順……▲2六角△同桂▲1八歩△同桂成▲5七飛まで5手詰

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