「16パズル ……中田七段作詰将棋 2016年5月10日 中日新聞系新聞出題」の解答です。
初手は▲1六角打も見えますが、△同香▲同角△1五玉で続かないので、▲4七角か▲4七角打に絞られます。
まず、▲4七角と持駒を温存する方から考えましょう(私はケチです)。
これで玉は動けませんし、合駒も無効のように思えますが、
△3六歩(第2図)の合駒が、意外と抵抗力があります(他の合駒は簡単に詰みます)。
▲3六同龍は△同飛と取られてしまうので、▲3六同角と取りますが2六に逃げ道ができます。
ここで、①▲3七角と②▲2七歩の2手段が考えられます。
まず、①▲3七角と打ってみます。
これには△1六玉(第6図)と逃げる一手です。
第6図の玉は飛車、角、角に睨まれて絶体絶命に見えますが、2七に逃げられたり、玉方の飛車で攻め方の龍を取られたりして、詰みません。
では、第4図に戻って、②△2七歩はどうでしょうか?
▲2七歩(第8図)にも△1六玉(第9図)の一手です。(第7図がないのは気にしないでください)
この図も、追い込んだ感はありますが、2七の歩が取られたり、玉方の飛車の守備が利いて詰みません。
持駒の角は、この局面では役に立ちません。
という訳で、勿体がらずに、初手で▲4七角打と投入しましょう。
以下、△3六歩▲同角△2六玉▲2七歩△1六玉と先ほどと同じ道を辿って第11図。
(参考までに、初手▲4七角と打った時の第9図も並べておきます)
今度は▲2五角の両王手には、2七の歩は浮いていないので△2五同玉の一手です。(第9図で▲2五角としても、△2五同玉でも△2七玉でも詰みません)
ここで▲2六歩と突くと、1六への龍の利きが遮断されてしまいますが、今度は3八の角の利きが開通して、詰み上がります。
玉、角、歩の動きが『16パズル』のようです。
最後の突き歩が、なかなかの感触です。
詰手順……▲4七角打△3六歩▲同角△2六玉▲2七歩△1六玉▲2五角△同玉▲2六歩まで9手詰
初手は▲1六角打も見えますが、△同香▲同角△1五玉で続かないので、▲4七角か▲4七角打に絞られます。
まず、▲4七角と持駒を温存する方から考えましょう(私はケチです)。
これで玉は動けませんし、合駒も無効のように思えますが、
△3六歩(第2図)の合駒が、意外と抵抗力があります(他の合駒は簡単に詰みます)。
▲3六同龍は△同飛と取られてしまうので、▲3六同角と取りますが2六に逃げ道ができます。
ここで、①▲3七角と②▲2七歩の2手段が考えられます。
まず、①▲3七角と打ってみます。
これには△1六玉(第6図)と逃げる一手です。
第6図の玉は飛車、角、角に睨まれて絶体絶命に見えますが、2七に逃げられたり、玉方の飛車で攻め方の龍を取られたりして、詰みません。
では、第4図に戻って、②△2七歩はどうでしょうか?
▲2七歩(第8図)にも△1六玉(第9図)の一手です。(第7図がないのは気にしないでください)
この図も、追い込んだ感はありますが、2七の歩が取られたり、玉方の飛車の守備が利いて詰みません。
持駒の角は、この局面では役に立ちません。
という訳で、勿体がらずに、初手で▲4七角打と投入しましょう。
以下、△3六歩▲同角△2六玉▲2七歩△1六玉と先ほどと同じ道を辿って第11図。
(参考までに、初手▲4七角と打った時の第9図も並べておきます)
今度は▲2五角の両王手には、2七の歩は浮いていないので△2五同玉の一手です。(第9図で▲2五角としても、△2五同玉でも△2七玉でも詰みません)
ここで▲2六歩と突くと、1六への龍の利きが遮断されてしまいますが、今度は3八の角の利きが開通して、詰み上がります。
玉、角、歩の動きが『16パズル』のようです。
最後の突き歩が、なかなかの感触です。
詰手順……▲4七角打△3六歩▲同角△2六玉▲2七歩△1六玉▲2五角△同玉▲2六歩まで9手詰
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます