『将棋世界』2016年3月号掲載、中田七段詰将棋コーナー(第3問)です。
最新の画像[もっと見る]
- 忙しそうな?天気図 1週間前
- 忙しそうな?天気図 1週間前
- 忙しそうな?天気図 1週間前
- 情報は早い方がいいの? 3週間前
- 情報は早い方がいいの? 3週間前
- 2024年4月1日、武生桜状況 他 4週間前
- 2023年度NHK杯将棋トーナメント 準決勝 羽生善治九段-藤井NHK杯保持者 その3 4週間前
- 2023年度NHK杯将棋トーナメント 準決勝 羽生善治九段-藤井NHK杯保持者 その3 4週間前
- 2023年度NHK杯将棋トーナメント 準決勝 羽生善治九段-藤井NHK杯保持者 その3 4週間前
- 今年(2024年)の桜の開花は…… 1ヶ月前
考えやすかったです^^
詰将棋らしく初手飛車捨てから入ってみましたが(笑)、
角で取ってくれれば詰みますが、
玉で取られると斜めに落ちられて詰みませんね。
でも角で取ってくれれば詰むのが分かったので、
あとはすっと最後まで行きました^^
邪魔駒消去の五手詰ですね。
詰将棋って、さらっと解ける時もあれば、
同じ所を堂々巡りして全然進まない時もあります。
問題の傾向によって苦手なもの、
そうでもないものがありますね。
森さんの入玉系問題等は、
三手詰でも全然解けないのがあります^^;
1.金で王手、角で取る
飛車で王手、角で取る
金で王手 詰み
2.金で王手、角で取る
飛車で王手、玉で取る
金で王手 詰み
でどうでしょうか?
主題を表現することのみを考えた作品は易しいですし、手順(手筋)を最大限に駆使してギリギリ詰ます面白さを追求した作品は難しいです。あと、解答者の盲点を突こうとししているかどうかも、難解さのポイントになります。
入玉形は、実戦での出現度が低く慣れていないのと、玉側の守備力が高くなる(「成」が増える)ので、難易度が増します。
詰まし方が複数あるのは作品として不完全です。受け方が変化する場合ですが、「玉方が“最善”の受け方をする」というルールがあります。
なので、玉方が作意手順(正解手順)と違う受けを指して早く詰むというのは、作品として問題はありません。
問題なのは、本作のように受け手が違う同手数の変化がある場合です。こういうケースを失くすのは、実際問題難しいので、最後の2手に関しては許容範囲としています。(早めの段階で、玉方が手を変え、作意手順と同手数で詰んでしまうのは「キズ」と考えることになっていると記憶しています。
本作の場合は、玉の受け方が2通りで同手数なのですが、最後の2手だけなので許容範囲と考えます。
この作品が、懸賞問題として出されたら、両手順とも正解となります。ただ、手順1の方は、初形と2手目を比べると飛車が消えており、“邪魔駒消去”が作品のテーマと考えられるので、1が『作意手順』だと思います。