1月9日のフジテレビ『めざまし8』で橋下徹氏は
「中国で感染者数が増えているから、ある程度、数を抑制するっていうんだったら、僕は検査をやるんじゃなくて数で抑制すればいいのに、なんでここで検査をやってるかっていうのがちょっと腑に落ちないところがある」と指摘。
「まあゲノム解析してウイルスをみるっていうところは分かるんですけれども、全員にこのように検査するっていう理由が分からないです。量で抑制するんだったら入国者数でキャップをはめればいい」と自論を述べていた
橋下氏は合理的思考の持ち主だとは思う。
《90%(←数値は適当です)の人に対して有益であればよい》という考え方なのだろう。(経済優先の考えの持ち主は、この傾向が強い)
今回の件については、全く同意できない。“机上の空論”である(常々、疑問に感じることが多い。時々、《いいことを言うなあ》とは思う)
★橋下氏は中国の感染状況について、深く考えてはいない
中国は、ゼロコロナ政策の(終了ではなく)緩和を始めた頃から、感染拡大を抑えられなくなり、相当な感染者(百万人単位)が発生している地域があると言われていた。
そして、民衆の声を抑えられずに、ゼロコロナ政策を終了した。感染が収まったことによって、政策を終了したのではなく、対策を放棄しただけである。それなのに、隔離措置を止め、移動の制限も解いた。《これで規制が終了して自由に活動できる》と解釈する中国国民は多いはずだ。
しかも、ゼロコロナ政策終了と同時に、検査も終了してしまった。当然、感染者数などは把握できなくなった。しかし、これは意図的に感染者数を有耶無耶にしようとしたようにも思われる。
死者についても、肺炎系の死因でない…基礎疾患が悪化したなどの死因は、新型コロナによる死亡者にはカウントしないという隠ぺい体質。
それはともかく、中国は相当数の感染者がいるように思われる。
例えば、少し前だが「12月26日、イタリア・ミラノに到着した中国からの航空便2便で、乗客の半数近くの陽性が判明した」と地元メディアが報じている。客室乗務員はたまったモノじゃない。
昨年末でさえ、そんな状況なのである。旅客機に乗るくらいなのだから、それなりに元気なのだろう。無症状か軽症で、入国後も動き回る可能性大。
こういう情報もある……【YAHOO!ニュースより】
《「12月20日だけで3700万人が感染したとみられる。12月1日から20日の累計感染者数は推定2億4800万人、全人口の17.56%に相当する」
これは中国のソーシャルメディアに出回っている、中国国家衛生健康委員会の会議メモの一節だ。非公開会議だが、参加者から流出したものとされる。》
さらに、【BBC NWES JAPANより】
『中国河南省、9割近い8850万人が新型コロナウイルスに感染=保健当局』
中国で3番目に人口の多い河南省で、住民の90%近くが新型コロナウイルスに感染していると、地元の保健当局が9日、明らかにした。
河南省衛生健康委員会の闞全程主任が述べたこの数字は、人数にして約8850万人に当たる。
こういった情報を鵜呑みにするのは危険だが、相当数の感染者がいると考えられる。(中国人の相当数というのは、本当に“相当な数”)
2019年に訪日中国人は959万人という。
今後、どの程度の中国人が訪日するのかは分からないが、2019年の10%だとすると、年間96万人近く、ひと月だと8万人弱。
とにかく、橋下氏の主張する《入国者数でキャップを嵌めて制限すればよい(検査はしない)》というやり方では、相当数の感染者が街中を動き回るという恐ろしいことになる。日本人の感染者や濃厚接触者は自宅待機しているというのに。
★橋下氏は日本の医療がひっ迫している現状を理解していない
・高齢者施設は相当な感染対策をしているが、それでも、クラスターが多数発生している
・感染者に対する介護は3倍の手間がかかる(ひとり介護するたびに、防護服を着替えなければならないなど)。とにかく、介護は接触機会が増えるので大変。
・救急搬送も受け入れ困難になりつつある
・医療従事者の感染者も増えてきている
・新型コロナウイルス以外の治療や手術などにも影響が出ている
・死亡数も急増……新型コロナに感染して亡くなったと発表された人の数は2022年10月には全国で1864人だったが、11月に2985人、12月には7622人と急増し、2023年1月は10日の時点ですでに3145人と2022年12月を上回るペースで増加している
死亡数の急増は、高齢者など基礎疾患の症状悪化による原因が考えられるが、《実際の感染者数は発表される感染者数よりはるかに多い》(←全数把握を止めた因)ためではないかとも考えられている
最後に、「その147」記事の茨城県牛久市のつくばセントラル病院院長の言葉を載せておく
「“若い人は(亡くならないので)大丈夫ですよ。経済を回しましょう”ということを国はメインにしたと思うが、高齢の方々が亡くなっているのも事実。……“病院のメンバーが頑張ってくれ”というのが国の方針がそういうことであれば、粛々とそれを受けきっていく(しかない)」
「中国で感染者数が増えているから、ある程度、数を抑制するっていうんだったら、僕は検査をやるんじゃなくて数で抑制すればいいのに、なんでここで検査をやってるかっていうのがちょっと腑に落ちないところがある」と指摘。
「まあゲノム解析してウイルスをみるっていうところは分かるんですけれども、全員にこのように検査するっていう理由が分からないです。量で抑制するんだったら入国者数でキャップをはめればいい」と自論を述べていた
橋下氏は合理的思考の持ち主だとは思う。
《90%(←数値は適当です)の人に対して有益であればよい》という考え方なのだろう。(経済優先の考えの持ち主は、この傾向が強い)
今回の件については、全く同意できない。“机上の空論”である(常々、疑問に感じることが多い。時々、《いいことを言うなあ》とは思う)
★橋下氏は中国の感染状況について、深く考えてはいない
中国は、ゼロコロナ政策の(終了ではなく)緩和を始めた頃から、感染拡大を抑えられなくなり、相当な感染者(百万人単位)が発生している地域があると言われていた。
そして、民衆の声を抑えられずに、ゼロコロナ政策を終了した。感染が収まったことによって、政策を終了したのではなく、対策を放棄しただけである。それなのに、隔離措置を止め、移動の制限も解いた。《これで規制が終了して自由に活動できる》と解釈する中国国民は多いはずだ。
しかも、ゼロコロナ政策終了と同時に、検査も終了してしまった。当然、感染者数などは把握できなくなった。しかし、これは意図的に感染者数を有耶無耶にしようとしたようにも思われる。
死者についても、肺炎系の死因でない…基礎疾患が悪化したなどの死因は、新型コロナによる死亡者にはカウントしないという隠ぺい体質。
それはともかく、中国は相当数の感染者がいるように思われる。
例えば、少し前だが「12月26日、イタリア・ミラノに到着した中国からの航空便2便で、乗客の半数近くの陽性が判明した」と地元メディアが報じている。客室乗務員はたまったモノじゃない。
昨年末でさえ、そんな状況なのである。旅客機に乗るくらいなのだから、それなりに元気なのだろう。無症状か軽症で、入国後も動き回る可能性大。
こういう情報もある……【YAHOO!ニュースより】
《「12月20日だけで3700万人が感染したとみられる。12月1日から20日の累計感染者数は推定2億4800万人、全人口の17.56%に相当する」
これは中国のソーシャルメディアに出回っている、中国国家衛生健康委員会の会議メモの一節だ。非公開会議だが、参加者から流出したものとされる。》
さらに、【BBC NWES JAPANより】
『中国河南省、9割近い8850万人が新型コロナウイルスに感染=保健当局』
中国で3番目に人口の多い河南省で、住民の90%近くが新型コロナウイルスに感染していると、地元の保健当局が9日、明らかにした。
河南省衛生健康委員会の闞全程主任が述べたこの数字は、人数にして約8850万人に当たる。
こういった情報を鵜呑みにするのは危険だが、相当数の感染者がいると考えられる。(中国人の相当数というのは、本当に“相当な数”)
2019年に訪日中国人は959万人という。
今後、どの程度の中国人が訪日するのかは分からないが、2019年の10%だとすると、年間96万人近く、ひと月だと8万人弱。
とにかく、橋下氏の主張する《入国者数でキャップを嵌めて制限すればよい(検査はしない)》というやり方では、相当数の感染者が街中を動き回るという恐ろしいことになる。日本人の感染者や濃厚接触者は自宅待機しているというのに。
★橋下氏は日本の医療がひっ迫している現状を理解していない
・高齢者施設は相当な感染対策をしているが、それでも、クラスターが多数発生している
・感染者に対する介護は3倍の手間がかかる(ひとり介護するたびに、防護服を着替えなければならないなど)。とにかく、介護は接触機会が増えるので大変。
・救急搬送も受け入れ困難になりつつある
・医療従事者の感染者も増えてきている
・新型コロナウイルス以外の治療や手術などにも影響が出ている
・死亡数も急増……新型コロナに感染して亡くなったと発表された人の数は2022年10月には全国で1864人だったが、11月に2985人、12月には7622人と急増し、2023年1月は10日の時点ですでに3145人と2022年12月を上回るペースで増加している
死亡数の急増は、高齢者など基礎疾患の症状悪化による原因が考えられるが、《実際の感染者数は発表される感染者数よりはるかに多い》(←全数把握を止めた因)ためではないかとも考えられている
最後に、「その147」記事の茨城県牛久市のつくばセントラル病院院長の言葉を載せておく
「“若い人は(亡くならないので)大丈夫ですよ。経済を回しましょう”ということを国はメインにしたと思うが、高齢の方々が亡くなっているのも事実。……“病院のメンバーが頑張ってくれ”というのが国の方針がそういうことであれば、粛々とそれを受けきっていく(しかない)」
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