意識したわけではありませんが、また紛らわしい花です。
①花の特徴 (外側の花弁を「外花被片」、内側の直立した花弁を「内花被片」という)
・花の色 アヤメ ……主に紫
ノハナショウブ……主に赤紫
カキツバタ ……主に紫(青紫)
ハナショウブはノハナショウブの園芸種
園芸種のハナショウブがもっとも花の色や形に富んでいるが、
最近はアヤメもカキツバタも品種が増えている
・外花被片 アヤメ ……長さ約6センチ、
基部(根元)は黄色と白で、黄と紫の網目模様がある
ノハナショウブ……長さ約7センチ、基部に黄色く細い斑紋がある
カキツバタ ……径が10~12センチ(なぜか長さではなく「径」)
基部に白い斑紋がある
アヤメの名は「網目」→「綾(アヤ)目」→「アヤメ」という説も
・内花被片 カキツバタはやや細いという記述もあるが、素人目には区別がつかない
・花茎の高さ アヤメ ……30~60センチ
ノハナショウブ…40~100センチ
カキツバタ ……50~80センチ
ある程度の傾向はあるが、花茎の高さだけで区別はできない
・葉 アヤメ ……葉脈ははっきりせず、のっぺりした感じ
ノハナショウブ……真中の主脈がはっきり突出している(裏には2本)
カキツバタ ……細い葉脈が何本もある
・生育場所 アヤメ ……乾いた草地
ノハナショウブ……湿原や、水分の多い草地
カキツバタ ……浅い水中や湿原
・開花期 アヤメ ……5月上旬~中旬
ノハナショウブ……5月下旬~6月下旬
カキツバタ ……5月中旬~5月下旬
アヤメ→カキツバタ→ノハナショウブという傾向だが、
実際は咲く時期にもっと幅がありそうで、判別ポイントにはなりにくいかも
もっと区別が難しいかと思いましたが、意外と特徴がはっきりしています。
アヤメは外花被片の網目や生育場所が草地(湿地ではない)というのは、割と分かりやすいポイントです。
ノハナショウブの葉の主脈も分かりやすいポイントのような気がします。
ちなみに、菖蒲湯に使われるのはショウブ(サトイモ科)でアヤメ、ハナショウブ、カキツバタ(アヤメ科)とは全く別物です。紛らわしいですね。本来「菖蒲」はサトイモ科のショウブを指していたそうです。
【5月18日撮影】
この時は、深く考えずアヤメだと思って撮りました。
葉脈は分かりませんが、外花被片に白い斑紋があるので、カキツバタと考えるのが妥当です。山ベタに咲いていました。
これは「キショウブ」(アヤメ科)です。ノハナショウブの黄色いモノという位置づけでなく、「ノハナショウブ」とは独立しています。
ウィキペディアには「ハナショウブには黄色系の花がないため、その貴重性から重宝された」とあるので、やはり両種は別種で並列の関係にあると考えられます。
【5月22日撮影】
民家の花壇のようなところで咲いていました。
外花被片に網目のようなものがあったので、アヤメだと思って撮りました。この時は、葉にも注目したのですが、筋のようなものがあったので、自信はありません。
前の写真の近くの空き地に咲いていました。
これは網目がはっきりしているので、アヤメだと思います。
①花の特徴 (外側の花弁を「外花被片」、内側の直立した花弁を「内花被片」という)
・花の色 アヤメ ……主に紫
ノハナショウブ……主に赤紫
カキツバタ ……主に紫(青紫)
ハナショウブはノハナショウブの園芸種
園芸種のハナショウブがもっとも花の色や形に富んでいるが、
最近はアヤメもカキツバタも品種が増えている
・外花被片 アヤメ ……長さ約6センチ、
基部(根元)は黄色と白で、黄と紫の網目模様がある
ノハナショウブ……長さ約7センチ、基部に黄色く細い斑紋がある
カキツバタ ……径が10~12センチ(なぜか長さではなく「径」)
基部に白い斑紋がある
アヤメの名は「網目」→「綾(アヤ)目」→「アヤメ」という説も
・内花被片 カキツバタはやや細いという記述もあるが、素人目には区別がつかない
・花茎の高さ アヤメ ……30~60センチ
ノハナショウブ…40~100センチ
カキツバタ ……50~80センチ
ある程度の傾向はあるが、花茎の高さだけで区別はできない
・葉 アヤメ ……葉脈ははっきりせず、のっぺりした感じ
ノハナショウブ……真中の主脈がはっきり突出している(裏には2本)
カキツバタ ……細い葉脈が何本もある
・生育場所 アヤメ ……乾いた草地
ノハナショウブ……湿原や、水分の多い草地
カキツバタ ……浅い水中や湿原
・開花期 アヤメ ……5月上旬~中旬
ノハナショウブ……5月下旬~6月下旬
カキツバタ ……5月中旬~5月下旬
アヤメ→カキツバタ→ノハナショウブという傾向だが、
実際は咲く時期にもっと幅がありそうで、判別ポイントにはなりにくいかも
もっと区別が難しいかと思いましたが、意外と特徴がはっきりしています。
アヤメは外花被片の網目や生育場所が草地(湿地ではない)というのは、割と分かりやすいポイントです。
ノハナショウブの葉の主脈も分かりやすいポイントのような気がします。
ちなみに、菖蒲湯に使われるのはショウブ(サトイモ科)でアヤメ、ハナショウブ、カキツバタ(アヤメ科)とは全く別物です。紛らわしいですね。本来「菖蒲」はサトイモ科のショウブを指していたそうです。
【5月18日撮影】
この時は、深く考えずアヤメだと思って撮りました。
葉脈は分かりませんが、外花被片に白い斑紋があるので、カキツバタと考えるのが妥当です。山ベタに咲いていました。
これは「キショウブ」(アヤメ科)です。ノハナショウブの黄色いモノという位置づけでなく、「ノハナショウブ」とは独立しています。
ウィキペディアには「ハナショウブには黄色系の花がないため、その貴重性から重宝された」とあるので、やはり両種は別種で並列の関係にあると考えられます。
【5月22日撮影】
民家の花壇のようなところで咲いていました。
外花被片に網目のようなものがあったので、アヤメだと思って撮りました。この時は、葉にも注目したのですが、筋のようなものがあったので、自信はありません。
前の写真の近くの空き地に咲いていました。
これは網目がはっきりしているので、アヤメだと思います。
ブログ、拝見しました。
あふれんばかりの花や緑と
繊細なイラストがとても素敵ですね。
名前を間違えるのは、花に申し訳ないかなと思いまして。
でも、花(植物)を見分けるのは難しいです。
また、訪問します。
アヤメ科の植物は種類が多いですね
随分詳しくお調べになられたのですね
勉強になります