英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

えっ?   順位戦(2024) 石井七段-羽生九段

2024-09-05 21:05:57 | 将棋
苦しい将棋だが、まだ頑張れば、逆転の可能性もある。
仕事を片付けて、夕食休憩後の次の一手を待つ。

……投了。

え?

まだ、粘れそうだが……体調でも悪い?
残り時間は2時間32分。

図から指すとしたら、△7三玉。
これに対して▲4三龍がぴったりで、△8二玉と龍筋を避けるのが最善だとは思うが、▲6四角成△7三銀に▲同角成と切られて、△同桂に▲8四銀(想定図)と打たれて、希望はなさそう。


 図では何はともあれ7三の地点を守らねばならないが、△8一桂では▲4五龍と金を取られる手が、▲8三金を見た先手となる。なら図で△7二金と7三と8三を守る手が有力だが、これには▲6三銀成と嵩にかかられて持ちこたえられない。
 そんな訳で、指し継ぐ気にはならなかったのだろう。
 ただ、想定図から△9四角と打つ手が、意外と粘れる手というか、つかみどころがない手で、もう少し頑張れそうな気もする。
 山崎八段が指しそうな手だなあ……
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パリ五輪雑感 その16 パリ五輪のベストゲーム②

2024-09-05 18:08:17 | スポーツ
「その1」「その2」「その3」「その4」「その5」「その6」「その7」「その8」「その9」「その10」「その11」「その12」「その13」「その14」「その15」

 ようやく、バレーボール男女、バスケットボール男女の主要試合を観ることができた。
 男子バスケの準決勝のアメリカーセルビア戦と女子バレーボールの準決勝のアメリカーブラジル戦を観られなかったのが残念。(中継に気づかずに録画しそこなったのか、中継そのものがなかったのか?)

バレーボール 女子準々決勝 イタリアーセルビア戦
 この試合が準々決勝なのかぁ……前に述べたが、現システムの弊害だな。以前の2グループの1位×4位、2位×3位……システムだったら、起こりにくいカードだ。
 セルビアは東京五輪(2021年)銅メダル、世界選手権は2018年、2022年と連破。大エースのボシュコビッチを擁する強豪チーム。
 イタリアは東京五輪6位、世界選手権は2018年準優勝、2022年3位。権威のあったころのワールドカップでは、2007年、2011年と連破しており、強豪国としての歴史も古い。五輪でメダルなしというのは意外。こちらも大エースのエゴヌが存在。
 第1セットは、中盤過ぎからセルビアのペースで、セルビア16-11イタリア、セルビア19ー15イタリアとなった辺りでは、セルビアがこのセットをモノにすると思ったが、ここからエゴヌがスパイクで2連続得点。さらに、ボシュコビッチがスパイクミス、続いてブシャがサーブレシーブミスをして、19-19。ここからは一進一退の攻防だったが、セルビア22-21イタリアからコートに入ったアントロポワがスパイクで3得点を上げる。セルビアもボシュコビッチがスパイクで2得点を上げるが、最後にスパイクミスでセルビア24-26イタリアで、イタリアがセットを奪った。
 結局、この第1セットが勝負の分かれ目となり、第2セットをイタリア25ー20セルビア、第3セットもイタリア25ー20セルビアで、3-0でイタリアの勝利となった。
 イタリアはエースのエゴヌやシッラを中心に得点を上げ、堅い守備でセルビアを圧倒した。それにしても、他国ならスーパーエース級の202cmのアントロポワがベンチにいるとは……。
 セルビアがメダルを獲れないとは!……

バレーボール 男子決勝 フランスーセルビア戦
 セルビアは五輪では1976年の金メダルがあるものの、直近は5連続5位(準々決勝敗退)と悔しい結果が続いている。一方、世界選手権では2014年、2016年と連覇、2020年も準優勝。世界のトップを争う強豪である。
 フランスは東京五輪の金メダルチーム。ヌガペトを中心に巧者ぞろい。(もちろん、巧さだけでなくパワーも充分)

 前回王者で試合巧者をポーランドが持ち前の攻撃力で破壊できるかが焦点。
 第1、第2セットも、中盤までは拮抗していたが、セット終盤で要所要所でフランスが上回り抜け出し、フランスが25-19、25-20で2セット連取。
 ヌガペトのアクロバット的スパイクや強力スパイク、剛球サーブ、相手の球筋を読んだかのようなレシーブ。セッターのブリザールは巧みなトス回しのうえ、相手エースのスパイクを連続でシャットアウト。パトリは打てば決まるかのような絶好調ぶり。フランスは強かった。
 ポーランドも強打で応酬するも、好レシーブや強力ブロックに跳ね返され、どんどん窮地に追い込まれていくが、レオンが渾身のスパイクで対抗、互角の展開。
 しかし、またしても、フランスが《このスパイクを拾うの?》《これを止めるの?(ブロックするの?》と、ポーランド(レオン)をねじ伏せる。
 ただし、ポーランドもただでは負けない。19-24とマッチポイントを取られ、絶体絶命。ここでサイドアウトを取り(20-24)、サーブはレオン。ミスをしたらゲームセットという場面で、全力の剛球サーブ。フランス守備陣を乱し、3連続ポイント、23-24!
 この時のサーブは、129km/h、130km/h、127km/h!(ヌガペトのサーブでも約115km/h)
 あと1点……しかし、ここでサーブミス……力尽きた。

 この試合、フランスの好プレーが目立ったが、それよりも、レシーブや繋ぎのプレーの精密さが凄かった。この差が、勝負を分けたように思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする