英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

報道の志向と情報の価値

2014-01-10 19:15:10 | 時事
 川崎市川崎区の横浜地検川崎支部から、強盗と逮捕監禁、集団強姦の疑いで逮捕、送検された男が弁護士との接見中に逃走した事件、2日近く経ってようやく、身柄を確保、逮捕した。

 警察、検察の失態で、現状の体制の検証や改善がされるべきだ。また、逃亡中は近隣在住の方は大変不安な気持であったであろう。
 こういった意味で、逃走時の状況や問題点を検証すること、また、逃走中に捜査状況、目撃情報の報道は、それぞれ報道(情報)の価値はある。
 しかし、身柄確保後、逃走経路やそれに関わったという友人など情報を事細かに取材・分析する報道は、更に過熱しているように感じる。確かに、興味を引く情報だが、情報の価値としてはどうなのだろう?
 私見ではあるが、私はそんな情報は、事件関係者以外は知らなくても構わない類の情報だと思う。確かに視聴者から求められる情報と言えるかもしれない。また、民間放送である以上、視聴率を取るという命題を無視するわけにはいかない。
 しかし、「報道」と銘打つのなら、興味以外の情報としての価値を見極める必要がある。そうでなければ「報道の自由」と声高に言ってはいけない。「報道番組」ではなく「ワイドショー」と名乗るべきである。
コメント
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