英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『ビブリア古書堂の事件手帖』 第10話「少年探偵団」

2013-03-19 19:04:56 | ドラマ・映画
 前後編ものの前編のレビューは書きにくいですね。
 ストーリーの全容や核心が見えないので、書く材料がないし、突っ込んだことを書いて、的外れだったりすると恥ずかしいですし。

 今回の記事は、原作から見ると、相当的外れなことを書いてしまいそうです。(原作は未読ですが、すばるさんのブログ記事からおおよその見当はつきます)

Ⅰ.見えない慶子・邦代姉妹と鹿山明氏との関係
 確かに豪華な屋敷と江戸川乱歩の古書コレクションを管理しているが、鹿山氏の慶子への愛を感じるシーンや物品が見られなかった。
 ドラマ冒頭の手紙の宛て先は慶子だったのだろうか?娘・直美に宛てたものではなかったのだろうか?

Ⅱ.智恵子の本性
 一見、物腰の柔らかい優しい女性、実は、古書を手に入れるためなら、えげつないことも厭わない悪女らしいが……

Ⅰ.Ⅱ.から邪推すると
 慶子・邦代姉妹は単なる蔵書の管理者で、愛人と偽って屋敷などを手に入れようとした。鹿山氏の事故死も、邦代が手紙を手に入れるために突き落した。
 知恵子はそれを阻止しようとした。

姉妹の関係も疑問が…
 声を出せず、車いすの姉を甲斐甲斐しく世話をしている妹という図式であるが、ドラマを演出する立場に視点を移すと、いちいち妹を介して会話するのはテンポが悪くなりがちで、なぜこういう設定?という疑問が湧く。(原作(小説)の場合は、テンポにさほど影響がないかもしれない)
 そこで、体の不自由さにつけ込んで、姉を支配していた……なんてことはないかな?

クローゼットの謎
 まるで「ここに隠れなさい」という空間があるクローゼット。存在意義が謎である。

やはり超能力
 香山氏の行動を見ていたかのように語り、その心情も読み取る。推理の域を超えている。やはり超能力……過去視?

『少年探偵団』……懐かしいなあ
 私は『透明怪人』(ポプラ社)が好きだったなあ。あと『塔上の奇術師』も好きだった。
 いちいち、2週間ぐらい前から犯行を予告して、しかもご丁寧に「あと○日」とカウントダウンするのにもワクワクさせられた。
 また『怪奇四十面相』では「怪人四十面相」と改名したが、定着せず「怪人二十面相」にそっと戻していたのはご愛嬌か。

【ストーリー】番組サイトより
 篠川栞子(剛力彩芽)は、「古書に関する特別な相談がある」と連絡を受け、五浦大輔(AKIRA)とともに、来城慶子(高樹澪)が暮らす洋館にやってくる。車椅子の慶子に代わり栞子と大輔を迎えたのは妹・邦代(松田美由紀)で、案内された書庫は江戸川乱歩の古書コレクションで埋め尽くされていた。
 そのコレクションは昨年のクリスマスに死去した慶子の夫のものだが、ある条件が解決されれば、「ビブリア古書堂」に売ってもよいと言う。その条件とは、洋館にある巨大な金庫の暗号を解くことだった。 「ビブリア古書堂」に戻った栞子は、大輔、志田肇(高橋克実)、篠川文也(ジェシー)に金庫を開けるために必要なのは、鍵、四桁のダイヤル番号、暗証番号の3つだと話した。
 その後、栞子は大輔とともに井上太一郎(佐野史郎)が経営する「ヒトリ書房」を訪ねる。
 コレクションのなかに、「ヒトリ書房」で購入したと思われる本があり、手がかりが得られるかもしれない、と思ったからだ。栞子は、外出先から戻った井上に来城慶子を知っているか、と尋ねた。店員の鹿山直美(横山めぐみ)は微かに反応したが、井上は知らない、の一点張りだった。
 志田は、直美の存在が気になる大輔に、直美が以前にも「ヒトリ書房」で働いていたこと、父親の鹿山明(須永慶)は昨年のクリスマスに事故死した有名な政治学者だったことを話す。さらに藤波明生(鈴木浩介)が、鹿山が死に際に「1915」というダイイングメッセージを残していた、と教えた。それを聞いた栞子は表情を変え…。
コメント (4)
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Wリーグファイナル ~ショットクロック(24秒タイマー)のミスについて~

2013-03-19 00:05:12 | スポーツ
 『Wリーグファイナル 第1戦~第2戦』の記事で、24秒タイマーのミスにおける、審判の処理の仕方について、意見を述べました。

「ネットに触れただけのエアボールを、リングに当たったと勘違いし、ショットクロックをリセットしてしまい。JXのアピールによりプレイ中断、その時点で24秒オーバーと裁定され攻撃権がJXに移った。
 しかし、選手はクロックを見てプレイをするので、リセットしてしまった時点のタイムに戻して再開するのが妥当のように思えるが、あの処置は適正だったのだろうか?」


 この意見について、審判経験者の方から解説を戴きました。

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 テーブルオフィシャルズの不手際(24秒のリセット)については、審判ではなく、TOの24秒タイマーのミスだと思います。JXボールにした審判の裁定は、ルール通りだと思います。
 トヨタにとっては、不利があったかと思いますが、あそこでトヨタボールにしてしまうと、逆にJXが不利をこうむります。リングに当たっていなかったのは事実ですし、
 それを認識しておらず、早めにシュートを打たなかったトヨタのミスでもあります。JXには全くミスは
ありませんでしたので、JXが不利になる裁定はやはりできないかと思います。
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 (現行のルールにおいては、もしかしたら変更があるかもしれないとのことです)

 なるほど、ミスが全くないJXが不利を被るのは不合理で、説得力があります。
 でも、説得力があると認めておきながら、往生際の悪い私は、図々しくも質問を返します。

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 確かにリングに当たったかどうかをトヨタは把握している必要がありますが、審判の判定が適切でなくても、その判定に従うのが原則なので、あの場合、シュ ートクロックに基づいたプレーをするのは妥当のような気もします。
 気がついた段階に戻してタイマーも訂正する方が、ルール上の措置と比べて、損得の出入りが少ないように感じます。
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 実は、最初の解説を記事で紹介したいと伺った時、「英さんなりに、解釈と説明をされるのであれば、それは結構です」という返事をいただいていました。なので、以下の文は、私の解釈で説明しようと思いましたが、曲解や不正確に伝聞してしまう可能性があるので、そのまま公開します。お許しください。

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 やはりJXには落ち度はなかったことは事実ですし、普通に両チームともプレーしていましたので、
24秒タイマーが間違えた時間に戻ってプレーを再開することは、JXにとっては不利になると思います。
また、こうした場合時間を戻してプレーを再開した事例はないと認識しておりますし、ではその中で、
ファールが起こったらどうするのか、逆にJXが得点したら、それもなかったことにするのか、という問題も出て来ます。ルールブックの中では、確か、間違ったことがあってプレーが続いてしまっても、 その最中にあったプレーはすべて有効とする、というような一文があった気がします。
 ただ、ルールブック通りと書いてしまったのですが、実際にどの条項のどの部分に書いてあるかは、
すでに昔のルールブックは処分してしまい、新しいルールブックもなく、把握しておりません。
 なので、ルールブックうんぬんは、私の記憶の中だけですので、ちょっと不備があるかもしれません。
 間違えた時間に戻る方がすっきりする、と感じるかもしれませんが、JXがディフェンスしていた努力は
無になってしまいますし、ファールが起こった場合なども考えると、あの時の審判の裁定がバスケットの
試合では普通なのだと思います。審判もTOも人間がやっていることなので、ミスを完全になくすことは
できません。(野球もサッカーも同じですね)ミスが起これば影響が出ますが、それはある意味仕方がないというか、公平に裁こうと努力している審判とルールに従って試合をするのが、スポーツなのだと思います。

 もう一点、トヨタ側からしても、リングに当たらないシュートで、24秒タイマーがリセットされているのを見たら、おかしいな、と感じなければならないところです。「24秒タイマーが間違えているな。早くシュートをうたなければいけないな」と、感じてプレーするのが、正当なバスケットプレーヤーではないかと思います。
「あれ、リングに当たっていないのに、24秒が戻っている。これはラッキー」という考え方は良くない、ということです。24秒タイマーに従ってプレーする、という考え方もありますが、24秒タイマーは完全ではなく、よく間違いも起こります。例えば、シュー トがリングに当たっているのに、リセットが間に合わなくて、ブザーが鳴ってしまったり、シュート中にブザーが鳴ったり、リングに全くあたらないシュートをディフェンスが完全にキャッチしているのに、ブザーが鳴ってしまったり、というのはよくあることです。
 こういう場合、審判もいちいち笛を吹いてプレーを止めたりはしません。プレーも流れているので、
24秒タイマーのブザーは無視して、選手もプレーを続けることが普通ですし、それが求められていると
思います。今回の場合は明らかに24秒オーバーが起こっていたので、審判が試合を止めて、JXボールにした、ということだと思います。
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 いえ、もう、疑問を差し込む余地はないです。丁寧な解説、ありがとうございました。
 リングに当たっていないという事実、24秒経過したという事実が優先されるということなのかもしれません(私の解釈です)。
 あと「確か、間違ったことがあってプレーが続いてしまっても、 その最中にあったプレーはすべて有効とする、というような一文があった気がします」この考え方は、多くのスポーツで共通のように思います。
 アピールは継続中のプレー(「継続中」の解釈に幅があるかも)に限り受け付けることが多いようです。卓球のサーブ権、バレーボールのアウトオブポジションなど気がついても訂正されるのは現プレーに限っていたと思いますが、正確なところは把握していません。イチイチ過去にまで遡ってしまうと、キリがないですよね。
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