英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『20世紀少年』 ~終わりの始まり~

2009-09-21 23:33:52 | ドラマ・映画
 3部作の第1部ということなので(原作もほとんど読んでいませんし)、評価はしにくいですが、面白かったと思います。
 原作を部分的に読んだことがあるだけですが、原作を忠実に再現しようとしている気がします。雰囲気も良く出ていたように思います。
 ただ、そうなると、実写になると、現実世界と近いだけに、架空っぽさが強く感じてしまいます。また、3部作の大作だとしても、省略したところがありそうなので、マンガを読んだ方がいいのかなと思いました。
 マンガの方が、初めから虚構の世界、つまりパラレルワールドとして読むので、感情移入できますし。

 原作が素晴らしい(らしい)ので、ストーリーは面白かったです。ただ、まだ3分の1なので、ここでは、触れません。
 配役は絶妙だったと思います。子どもたちも個性豊かでした。ケンヂ、オッチョ、ユキジ、モンちゃんの芯が強そうな顔には、魅力を感じます。また、ヨシツネは味のある顔ですね。そして、何より気に入ったのが、ドンキーです。優しくて野性的で。
 それから、ケンヂ少年、大人時代を演じた唐沢さんに、驚くほどソックリですね。感心しました。

 あと巨大ロボットが登場するのですが、それを設計(製作)したと思われるのが、敷島教授。そう、あの「鉄人28号」を設計したのが敷島博士でした。「正太郎」という名もどこかで搭乗していたような気がします。「モロボシ・ダン」も出てきました。登場人物の名に、いろいろ有名人の名やもじった名が使われているみたいですね。

 さて、気になるのは、「ともだち」の正体です。今の段階では、あの人物だと当たりをつけています。未読の方もいらっしゃると思いますので、名は明かしません。(実は、間違えていたら、かっこ悪いからです)


 第2部の予告編でオッチョ(豊川悦司)が
「おまえは……あいつか」
と叫んでしますが、この日本語、少し変ですよね。
 「おまえ」(2人称…目の前にいる)から、「あいつ」(3人称…その場所にいない)に遠ざかっています。まあ、「おまえは、(あの時の)奴か?」という意味で使ったと思いますが、すごく不自然なセリフです。
 コナンの推理するときの独白の「犯人はあの人だ」に通じるものがありますね。
コメント (4)
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