ノウゼンカズラは平安時代に中国から伝わってきたという。大昔から日本で咲いているのです。
平安時代と云えば、政治の実権が貴族から武士に移行した時代です。貴族のガードマンが次第に力を発揮して天皇の下で政治に参加し始め、ついには地方鎌倉で武士による政治が始まります。源氏物語にあるような貴族の有り様と竪穴式住居などで粟や稗を食べていた平民との極端な貧富の差が政治の有り様を変えさせたのでしょう。
武家政治は江戸時代まで続き、欧米列強の開国圧力に明治天皇の下で維新の志士らは欧米並みの中央権力政治を始めます。明治政府は、欧米のアジア進出が急を告げ、列強並みの国力をつくるべく富国強兵/殖産興業策を展開し、日清・日露戦争をへて、欧米並みの立憲民主国の仲間入りを果たします。
立憲民主国家は、自由民権派と列強の軍事的圧力に対抗するために中国への派兵が肝要とする軍隊派が対立するようになり、武家=軍隊が東アジア・南アジアで暴走し、第二次世界大戦に入ります。
敗戦により、日本史と云える天皇制は廃止され、米国指導で民主主義(完全三権分立)国家に変りました。軍隊の極小化され、米国軍が日本に基地を作って国土(米国の砦)防衛にあたるようになり、日本は経済の発展にほとんどの国家予算を充てることが出来、経済発展を遂げました。
今ノウゼンカズラが見ているのは、隣国中露の軍事的脅威に対抗するため、米国に頼る体制で大丈夫か? 嫌日国韓国が入る日米韓の政冶・軍事結束は実行可能なものなのか? 膨大な財政赤字を抱える下で経済力を維持できるのか? 旧統一教会対策ですら指導力を発揮できない自公政権に今後の日本のかじ取りは出来るのだろうか? でしょう・・・ 日本の現状と未来を憂いているように見えるノウゼンカズラです。