さんぽ道から

散歩中の雑感・モノローグを書いてみました

手記を教材として…

2016-11-17 08:55:43 | ダイアリー

最初は、またいじめの類かとみていたニュースだったが、「ばいきん扱いつらかった」手記の概要をみて唖然とした。改めて、東電と教育者と見てみぬふり世情に 怒りがこみ上げてきた。

手記は、
原発事故の福島から横浜に自主避難し、転校してきた生徒が、小2 から小5まで(小6から不登校で現在はフリースクール中1年生)受けていたいじめを書いたものでした。

手記には、
「3人からお金を持ってこいと言われた、メールでもいわれた、賠償金あるだろう、けられたり殴られたり ランドセル振り回されたり、ばい菌扱いされて、放射能だとされて、いつも辛かった、今までいろんな話をしてきたけれど、学校は信用してくれなかった、何回も先生に話しようとしましたが、無視された、いままで何回も死のうと思いましたが、震災でいっぱい死んだから、つらいけど僕は生きると決めました」(11月17日のNHK NEWS WEBよりの抜粋)とありました。

うそだろー こんなことがあっていいわけないだろ


川崎の中1多摩川河川敷殺人も暴力団を越える少年らによるいじめで、ひどい世情だと思ったが、この手記にあることは、横浜も、むしろ川崎以上に、絶望的な社会風土がはびこっているところだということでしょう。

横浜市長のみならず、神奈川県知事、文科相も、一大事と、教育現場、教育委員会を糾弾してほしいもの


怒りはまた東電に向けられる。

福島第一原発の非常用発電機が、事前の勧告通り、地下から丘の上に移転されていれば、発電機は水浸しにならずに、機能不全にはならなかったはず。原発は冷却され、大事故は防げたはず。年収1千万社員がごろごろ、東大卒がゴロゴロの社風がそうさせたのでは 東電は悪かったと思わず仕舞い と思ってしまうのは私だげ?

東電の人災が、電気代から税金負担増で、我々が償うのにも頭に血がのぼる。

福島、山形産の農産物の風評はまだ続いていて、韓国などは、福島、茨城など8県の水産物を放射能汚染物だと、まだ、輸入禁止を続けている。農業、漁業者の損失はいつまで、そして、いかばかりのものだろう?


教室の外での、また、街中でのいじめも、先生方は気付いているはず。生徒をみてるなら、給料をもらっているなら。隣のクラスの生徒にも目が向くはず、いじめが長く続いているものなら。今の大学の教職過程では、無垢な子供たちを相手にすることで、見て見ぬふり、事なかれ主義、君子危うきに近寄らず、長いものにまかれろ、身勝手、無責任、無関心などでも、教職は務まると 教えているのだろうか。手記の生徒は不真面目な教師に当たっただけだろうか?

何年にもわたったいじめということは、この学校が、ほとんどの教員が、監督していた教育委員会が、腐っていた といわれても仕方がない。

豊洲より、韓国よりも、トランプ氏よりも、このニュースの方が問題でしょう。事実関係を、誰が責任者かを、問題の背景を、もっと具体的に掘り下げて、学ぶべきでしょう。
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