さんぽ道から

散歩中の雑感・モノローグを書いてみました

my way

2023-01-26 11:26:36 | ダイアリー


ウクライナ戦線は、ウクライナとロシアの綱引き状態ですが、

最新の状況は、東部地域で親露派とワグネル(プーチン配下の民兵)が露軍に加勢し優勢、そしてロシアは、春に大攻勢をかけるとの情報が流れています。

注1)親露派とは、ウクライナに住んでいるロシア系住民が表向きの説明ですが、実は大半がロシアからやってきた武装軍団とのこと。2014年にロシアがクリミア半島に攻め入った折に、ウクライナはロシア領だと信じる義勇兵がウクライナ東部になだれ込み、住み着いた兵隊。

ウクライナは春の露軍の侵攻に備えて、欧米に300両の戦車の提供を求めていました。

ロシアと国境を接する、バルト三国、ポーランド、フィンランドはドイツに戦車を提供するよう、自国内のドイツ戦車をウクライナに送り込めるよう圧力をかけていました。

ただショルツ・ドイツ首相は、米国が主力戦車をウクライナに提供するか否かを見極めてから決めたいとし、また戦車の提供は、ロシアとの緊張を高め(NATOを通してですが)ロシアとの(直接)戦闘に巻き込まれることを恐れがあるとし、保留としていました。

プーチンに近いボロジン・ロシア下院議長は、欧米による武器供与は「より強力な武器による反撃措置を招く」「核保有国は地域紛争で大量破壊兵器を使わないという議論は筋道が立たない」と(米独の戦車のウクライナへの提供は)核戦争になると脅しを22日にテレグラム(ロシア版フェイスブック)に投稿しました。

一方 ショルツさんは、米国と二人で渡れば怖くないと決断したのでしょう、

ショルツさん、レオパルト2という最新式の戦車をウクライナに提供することを漸く決め、時を同じくして、バイデン・米国も主力戦車エイブラムズを「戦車の提供はウクライナの防衛を助けるもので、ロシアへの攻撃の脅威ではない」と述べた上でウクライナに出すと発表しました。

ドイツ製、米国製の戦車がウクライナで走り始めるには数か月必要とのことですので、ロシアはこれらの戦車が稼働する前に大攻勢をかけるかも知れませんね。

ウクライナ戦線はこう着状態といえども、目が離せない戦況が間もなく始まるかも知れません…

「終末時計」が昨年より20秒進んで100秒になったと、一昨日米国の科学誌が発表しましたが、プーチンに購読するよう誰か薦めて欲しいものです。
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