さんぽ道から

散歩中の雑感・モノローグを書いてみました

サザンカ

2023-01-06 13:53:06 | 花みち草にて

今年の日本の景気はどうなるのだろう?

昨日開催された経団連など3つの経済団体の新年の祝賀会で企業経営者に聞いたところ、NHKが選んだ10名経営者の平均値は3以上(景気が良くなる度合いを1~5の指数とした場合)、民放が選んだ方々の平均は2以上でした。
要は景気は良くなるでした。

一昨日テレ東の朝の経済番組で株式アナリスト二人が予想した年末の日経平均は3万円以上でした。
現在より4千円以上上げるとの予想でした。

皆さん兎年を意識して跳ね上がるとしているのでしょうか?
私は、景気は良くて横ばい、日経平均価でいうと26~28千円台、で年を終えるとみます。

理由は、

世界経済は、新型コロナ禍からは脱却できず、エネルギー・食糧価格と賃金の上昇によるインフレは常態化し、金利は上昇傾向で経済安全保障を盾にする経済活動地域は更に狭くなるからです。

要は、
欧州はインフレ対策対応で市場金利が上がる一方、景気を引き上げる輸出は、メインの輸出先である中国の景気停滞で伸びは限定的。米国は昨年一気に金利を引き上げましたが、その割にインフレは収まらずまた賃金の上昇も止まりません。今年になって金利UPの反動が一気に効き始めて景気は減速するでしょう。投資家は、長期金利の上昇で国債の魅力が増したとし、株式投資より債券投資に回るでしょう。中国は、コロナ対応による生産と物流の混乱に手こずり続け、米国との交易では障害が増え、不動産バブルがはじけることから地方の財政は悪化し、経済の伸び代は限られます。

日本は、国債の金利を引き上げたことで、今後の金利は上げ基調と市場は判断し、住宅ローン固定金利は上がり、住宅需要は減るでしょう。日本には独創性のある商品は少なく、中韓は似た様なモノを安く即製造するので、企業の粗利率は低く、賃金を実力以上に引き上げることで、企業収益は減。株価は結果として低迷する。欧米と日本の金利差が改めて認識され、今度はじわじわと円安が進み、物価は上がり続けます。新型コロナ感染に対しても、国民性から、リスクに対する備えは強く、欧米ほどの行動規制緩和はない。

市民の家計の厳しさは変わらず、企業の内外の収益は改善せず、景気は現状維持がいいところでしょう。 間違っていたら幸甚です。

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