さんぽ道から

散歩中の雑感・モノローグを書いてみました

教師受難の時代です…

2017-09-01 09:55:27 | ダイアリー


先月 20日の東京世田谷区の中学生によるジャズのコンサート会場で コンサート中 中学生を指導していたトランぺッターの日野皓正氏が 中学生のドラマーの髪を引っ張り ビンタを加えたという。

ビンタの理由は「止めろ」といっても ドラマーはソロの部分の演奏を続け、ばちを取り上げても素手で演奏を続け 睨み返してきたから という。

この日野氏の行為に対し、
世田谷区の教育委員会は ✖
保坂世田谷区長も ✖
坂上忍氏も ✖(昔なら 〇)
梅沢冨美男氏は 〇 としていました。

日野氏のこのコンサートへの指導は四か月続き 合宿中は便所のスリッパの向きまで 次の使用者のことを考えろ と中学生を指導していたという。ジャズとは 共演者とのことを常に考えることで成り立つもの との説明を繰り返していたという。

何時だったかTVで米国のジャズピアニスト東西両岸の雄 チックコリア氏とハービーハンコック氏の共演を聴いたことがありました。息の合った二人の演奏は 即興ものでも 素晴らしかった。ソロの部分も 続く受け手の感性で 全体が更に昇華されていました。

ジャズは日野氏の言う通り 共演者との相性です。

ジャズに敬意を表して 日野氏の行為は 〇 ただし日野氏の教育は徹底していなかった点で ✖ でしょうか?

これに関して、
1990年代後半からひどくなっている 小中学校の学級崩壊 が浮かびます。教師の生徒への鉄拳が厳しく禁じられるようになってからでしょうね。暴れる生徒を 注意しても 廊下に立たせても 父兄に訴えても 言うこと聞かない生徒が多くなり 最終的には 放置するほかないから となった結果でしょう。

暴力禁止は時代の要請でしょうから仕方がありませんが、問題児を排除すると「差別だ」と子供の父兄も 教育委員会も マスコミも騒ぐでしょうから、学校は 先生方は 具体的に どの教室が学級崩壊しているかを公表すべきでしょう。被害を拡大させないため 希望者は他の教室や 他の学校への転籍を積極的に進めるべきでしょう。いじめ問題も 同様な処置でしょう。差別反対で 自殺者が増えてはたまりません…

コメント