さんぽ道から

散歩中の雑感・モノローグを書いてみました

相手は一枚上でした が…

2016-11-24 07:41:03 | ダイアリー

今朝は真冬並みの寒さだ。雪も降ってきた。ロシアからの-42cという寒気団が南下してきたためという。まるでトランプ旋風に乗るプーチン氏来襲のよう…

昨日TVをつけていたら、どなたかが、安倍首相の俯瞰外交は何だったのかと、安倍首相のトランプ氏及びAPECに参加していたプーチン氏との会談の成果を疑問視していた。

疑問とは、

・一週間前の安倍/トランプ会談では、挨拶のほかにTPPの意義についても意見交換したはずなのに、この数日のトランプ氏の発言は、安倍氏の思惑とは真逆の、大統領就任初日にはTPP離脱を宣言するとし、通商代表部代表にはTPPを批判する元鉄鋼メーカー社長を起用する、との報道だ。昨日は、これに加えて、安倍さんと立ち話をしたオバマ大統領さえも在任中のTPPの議会承認はないとしたことだった。

・日本がシベリア開発資金を貸与するなどのロシアとの経済協力をすすめる中で行われた安倍/プーチン会談で、日露平和条約締結交渉の話し合い直後に、ロシアは北方領土にミサイルを配備したというもの。プーチン氏は、重ねて、北方領土の主権はロシアのものとロシアのプレスに表明していることをさす。


トランプ氏は、米白人労働者のより良い経済的な恩恵を受けて当然だという期待と、米国は何でも世界一であるべきだという国民的教義で、大統領を勝ち得たと思っていて、これに沿った政策を、政権人事を採っている。

自由貿易で倒産した会社や失業者対策を税金では救えなとしたら、当然、関税障壁体制を採るでしょう。自由貿易圏を推進するTPPはトランプ氏の認めるところではないでしょう。


ロシアはウクライナの領土強奪で、シリア・アサド政権擁護の一般市民への空爆実施で、欧米から経済制裁を受けていて、国内経済は、石油価格の低迷を受け、下降を続けているが、
プーチン大統領は欧米に一歩も引かない、特にオバマ米国に一歩身引かない姿勢は国内で高く評価されいるので、景気の悪化にもかかわらず、プーチン支持率は上がっている。米大統領選にも、ロシアはクリントン陣営の電算システムに侵入し、裏情報をスノーデン氏経由暴露するといった戦法で、トランプ氏勝利に貢献した。トランプ氏のロシアとの融和政策の元、プーチン政権は意を強く持ち、北方領土を含む強い外交を展開することでしょう。

プーチン大統領の12月訪日のプレゼントは、北方領土からのミサイル撤去でしょうか?安倍さんも外務官僚もプーチン流はよく知っているはずなのに?


でも騙されやすい日本で何が悪い…

・米国との貿易交渉難で中国と接近することになるのかも?少なくともソニーが中国工場売却で受けているような嫌がらせが少なくなるでしょう。

・日露平和条約の進展で漁獲量の割り当てが増えるかも。北方領土が帰ってこなくなるとの見通しで、少なくともロシアに騙されることが少なくなるでしょうから。

・一番大きな収穫は、世界に、日本は取り付きやすい国という印象を与えることでしょう。そして自主外交路線が定まるでしょう。経済が悪化しなければの話ですが…
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