トランプ氏が米大統領になるとはびっくりです。
ただ、最近の白人警察官によるアフリカ系アメリカ人への暴力的な取り調べの横行や、これを容認する風潮、白人の目から見た行き過ぎた平等化政策や、延いては、国歌国旗への不服従の風潮から、トランプ氏勝利も推測できていたのかもしれません。
風のごときこの流れは、
A 世界平和をアメリカが打って出て紛争地へ兵力を送り出しているのに、何でアメリカが、突出して、イスラム過激派から嫌われるのか、世界の警察官として出動しても何もいいことはない。世界の紛争地に米軍が出動しても、米国を利するものはなく、税金の無駄遣い。その費用は国内の減税やインフラ整備に回したらよいのでは。
B メキシコから、中南米から、アメリカに人々が無許可に、次々と、入ってきて、臨時雇いだけではなく国内に長期にとどまって定職についている。不法移民の流入は国民の失業の原因なっているのみならず、人の国に勝手にやってきて、人権や平等を謳って、 賃上げまで主張するのはけしからん。不法移民は自国に帰ってもらい、また、勝手に入ってこられないように壁を作らなければならない。国民の他国への流出を止めるのが国の在り方で、国境壁は移民元国家が作るべきもの。
C 格差は職が見つからないことで拡大している。鉄鋼や自動車や繊維品らの大量輸入で職は奪われてきた。外国製品が自由に入ってくると、ますます職はなくなるもの。自由貿易圏を謳う TPP、NAFTA は認められないし、見直されるべきもの。金融緩和もお金持ちのお金を増やしただけで格差を拡大してきたもので、FRBも 格差是正という点で機能するよう見直す必要があるでしょう。
D 外交はお互いに認め合う立場で成り立つもので、相手国の元首がその国の人々に圧倒的に支持されているなら、敬って、付き合うべきもの。 民衆の高い支持率で支えられている中国やロシア元首と、また北朝鮮金総書記と、普通の、外交関係をもって何が悪い。アメリカがアメリカ第一主義なら、中国やロシアも自国第一の政策で何が悪い。これでバランスが取れるというものだ。北朝鮮が原爆を持つなら持ってもいい。韓国や日本が対抗上原爆持つというならそれもいい。誰が反対出来るのだ。
E 西部開拓時代から、銃で襲われたら銃で身を守ると教わってきた。憲法にも書いてある。銃規制とは社会不安を増長するだけで、ありえないことでしょう。
と続いて当然のような気がします。
今までは議論の余地なくダメとしていた考えが、トランプ氏が普段の語り口で国民に語りかけ、そういえばそうだと、共感を得たのかも…
今後は、具体的な政策に、トランプ氏の風がどのように反省されていくのか、誰が国務長官に、国防長官に、商務長官に任命されるかによって分かるでしょう。要注目です。