にれっちのつれづれ日記

本州最北端の小児科医にれっちの独り言(^^)

溶連菌感染症が増えています

2015-06-17 17:35:43 | 病気のはなし
今週になって感染性の胃腸炎が減ってきたと思ったら、溶連菌感染症が増えてきました。
発熱と咽頭痛が主な症状で(腹痛などの腹部症状や発疹が出ることもあり)、咳や鼻水はほとんどありません。
喉を見ると、口蓋垂(のどちんこ)から上口蓋(上あご)にかけて赤くなっていて、舌がイチゴのように赤くプツプツしているのが特徴です。
診断は症状と所見だけでも可能なことが多いのですが、必ずしも典型的な症状でない場合もあるので、喉を綿棒で拭って行う迅速診断キットを使って行います。
特に治療しなくとも見た目の症状は数日で軽快することが多いのですが、心臓や腎臓への合併症のリスクがあるため10日~2週間の抗菌剤治療を続ける位ことが大切です。
何度も罹患することも珍しくないので、もしや?と思ったら受診するようにしてください。

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