にれっちのつれづれ日記

本州最北端の小児科医にれっちの独り言(^^)

瓜田に履を納れず、李下に冠を正さず

2017-03-03 13:08:16 | つれづれ
国会で今問題になっている森友学園はもちろんのこと、権力がらみの利権問題が後を絶ちません。
瓜田に履を納れず、李下に冠を正さず
この格言を知らない政治家がいるとしたら箸にも棒にも掛からぬ話ですし、知っていてぬけぬけと「私は関係ない」って言えるのだとしたらその資質が。。。
でも本当に問題なのは議員が云々という些末な話ではなく、そこに集る者達(つまりは我々国民)の物の考え方なのだと思います。
一般論としては「オカシイ」が、自分(あるいは自分の地域・職場・etc)のこととしては「仕方がない」というダブルスタンダードが、法に触れなければ、あるいはバレなければOKという流れを作り、不正を不正と思わない文化になってしまいかねないのだと。
そういう私自身も、医師という職業に就き、またいくつかの公的な肩書を持っていますから、少なからず行政その他に対する力を与えられていて、そうした立場で語る言葉や行動は、決して個人の範囲に収まるものではなく、常に周囲への影響を考慮する必要があるのだと思っています。
一人は万人のために、万人は一人のために
ここにいう万人は誰を指すと考えればいいのか、皆さんも自分の中でしっかり答えを見つけてくださいね。