にれっちのつれづれ日記

本州最北端の小児科医にれっちの独り言(^^)

小選挙区のマジック、与党は少数意見にも真摯に対応すべき

2014-12-15 15:10:08 | つれづれ
衆議院議員選挙が終わり、結果は与党の圧勝となりました。
基本的には4年間自民党と公明党に国政の指揮を預けることとなります。
とは言っても、与党に白紙の委任状が渡ったわけではありません。
今回の選挙における自民党の得票率(有効投票総数に占める自民党候補全員の総得票)と獲得議席数の関係は、比例区では得票率約33%で議席占有率約38%だったのに対して、小選挙区では得票率約48%で議席占有率約75%だったそうです。
つまり、小選挙区制度により死票が増えたため、民意は過大に評価されたということです。
しかも投票率も52.7%程度ですので、「明確に」自民党を支持したのは、小選挙区では有権者の1/4程度しかいなかったということになります。
選挙に勝ったと有頂天になるのではなく、相対的多数の支持を得て政権を託されたのだということを、もっと他者の意見に真摯に耳を傾け対応する必要があるのだということを、与党は勿論、私たち国民も自覚して、これからより良い社会を作っていくために協力していく必要があるのだと思います。