Sotto voce (^-^)

楽しみを待つ事は、それ自体が楽しみ。
そんなカンジの日々を綴ります♪
Non vedo l'ora!

鐘が鳴るなり

2012-06-20 01:06:22 | おでかけ
  

ちょうど「特別公開 法隆寺秘宝展」も開催されていて
まさに仏像パラダイス

毘沙門天に踏んづけられて
いいリアクションしてる邪鬼ちゃんも発見


しかーし
法隆寺でいちばんハシャいでしまったのは
  ↓ ↓ ↓
  
百済観音

今まで幾度となく写真や画像は目にしたけど
実物がこんなにかっこいいなんてーっ(≧∇≦)

身長210cmのスラリとしたお姿

たおやかな立ち姿
水瓶の口をそっとつまむ指先
なんて優美なんでしょう
そしてちょっとなまめかしい腰のあたり(きゃっ(^w^))
薬師寺の月光菩薩を超えたね
(↑大興奮(o^∀^o)


さて。
もちろん各所でご朱印もいただきました。

ご朱印は言うなれば
スターのサイン(の代筆)
例えば東大寺大仏殿では
本尊である廬舎那仏が
「廬舎那仏」とサインしてくれるってカンジ
(↑例えがミーハーすぎっ)

法隆寺のご本尊は聖徳太子
そのご朱印は
  ↓ ↓ ↓
  

「以和爲貴」(和を以て貴しと為す)
座右の銘パターンですね!(b^ー°)

あ、2012年
ご朱印帳おNEWデス

  

柿食えば…

2012-06-19 00:45:07 | おでかけ
ということで法隆寺デス。

小学校の修学旅行以来…フッ〓


  

単純にかっこいいから大好き
中門の金剛力士像
dolce-vitaは阿形派
VIVAでっかい仏像


  

金堂と五重塔

金堂には前日見た飛鳥大仏と同じ止利仏師による釈迦三尊像
飛鳥大仏よりさらにしゅっとしています


  

そして、五重塔。
よく見れば、裳階(もこし)の上には邪鬼ちゃんがっ(◎o◎)
それぞれ健気に初層の屋根の四隅を支えているではありませんかっ
真面目に両手で支えるコもいれば。
この写真のコ。
興福寺の天燈鬼・竜燈鬼っぽくて
dolce-vitaの超ツボ(^w^)
邪鬼は基本的には四天王に踏んづけられて
苦悶の表情を浮かべてます。
なのに見よ、この無邪気な邪鬼

ありがたい釈迦三尊像より
きりりとした四天王より
邪鬼ちゃんにテンションあがる

ノートルダムにガーゴイル。
五重塔に邪鬼ちゃん


  

斑鳩の旅

2012-06-18 00:00:36 | おでかけ
明日香の翌日…
斑鳩行ってきました(*^o^*)


中宮寺
お目当ては「弥勒菩薩半跏思惟像」
うふっ(^w^)この美しい微笑み
これぞアルカイック・スマイル!
スフィンクス、モナリザと並んで世界三大微笑像と言われてます。
(最近「三大○○」ときくとシューベルトの「ます」が流れてしまうのは
明らかにテレビの見過ぎです(^_^;))

  

美しい思惟の表情にうっとり見とれたあと
本堂を出ると紫陽花が咲いてました。


  

法輪寺
講堂に仏像がずらり


  

法起寺
日本最古の三重塔
間違って写真消しちゃった
お庭も美しく
蓮池で亀が甲羅干し中でした
法隆寺と一緒に世界遺産です

明日香《四方山》

2012-06-17 10:07:26 | おでかけ
他にはこ~んなものが

飛鳥水落遺跡
中大兄皇子が造ったといわれる漏刻台(水時計)の遺構。
上層にあった鐘や太鼓で時を告げたようです。
ほぉ~


  

石神遺跡
水落遺跡のすぐ近く。
斉明朝の遺構、天武朝の遺構、藤原京時代の遺構と3期の遺構が混在しているハズだけど。
石神遺跡が埋没している一帯は民有地のため、普段は埋め戻されて
のどかな田園風景が広がる。
てゆうか田んぼデス
今まさに田植えシーズン。
畦道を自転車で行くdolce-vitaはちょっとおジャマです


  

飛鳥の戦士
飛鳥資料館にいました~


  

蹴鞠する人々
まだ打合せ中デシタ(^_^;)


  

古代米定食
よくよく考えたら…
玄米+黒米のdolce-vitaのご飯の方が
古代米ちっく?


道に迷ったり
何かに大興奮だったり
山道歩いたりで
もうヘトヘトだった明日香村での一日

いやぁ
超楽しかった(≧∇≦)

結局時間がなくなって行けなかった藤原京跡や本薬師寺。
うっかり行き忘れた万葉ミュージアムや飛鳥池

また行けたらいいな~

明日香《甘樫丘から編》

2012-06-17 08:09:26 | おでかけ
甘樫丘は蘇我蝦夷と入鹿の館があったところ。

あろうことか天皇の宮殿である飛鳥板蓋宮を
完全に見下ろすカンジ

  

  

これでは中大兄皇子が蘇我蝦夷・入鹿親子を
王権を脅かす脅威と見なすのも
無理もありません。

巳乙の変で入鹿の首を討ち取ったのち
この甘樫丘の館に立てこもった蝦夷を討ち取るべく
中大兄皇子が陣を構えた飛鳥寺。
(ちなみに鎌足と中大兄皇子が出会う蹴鞠の舞台も飛鳥寺)

う~ん見える見える


この甘樫丘にはたくさんの万葉の植物もあったりして
展望台に登る道すがらクイズ形式で楽しめる
「これ何の木?」のプレート

そのひとつがコレ
  ↓ ↓ ↓
  

正解は山吹なんだけど。
そ、そうではなくて、この歌

「山振の立ちよそひたる山清水
  酌みにゆかめど道の知らなく」

十市皇女が急死したとき
高市皇子が詠んだ歌
dolce-vitaも読むたび
悲しい気持ちになります。

十市皇女は大海人皇子と額田王の娘で
大友皇子の后となりました。
そう、十市皇女にとって壬申の乱は夫と父の争い
大友皇子が自害したあと
十市皇女を近江から救い出したのが高市皇子。
高市皇子は大海人皇子の第1皇子で
十市皇女の異母弟になる。
一説によると二人は幼なじみの幼い恋人同士だったらしい。
異母姉弟で恋人同士
今の感覚では違和感ありありだけど
当時は倫理的にも全く問題なしだったみたい。
これが同母となるとさすがに許されないようで
中大兄皇子が大化の改新で功をあげてもなかなか即位しなかったのは
同母妹の間人皇女(孝徳天皇の皇后)と恋人同士だったからで
天智天智として即位したのは間人皇女が亡くなった後です。
(↑というのがdolce-vitaのオシ説)
話がそれたけど
幼い恋人同士は結局父の政略で結婚し
別々の人生を歩む。
壬申の乱が終わった6年後
十市皇女が急死(自殺?)
その死を悼んで高市皇子が詠んだ歌が万葉集に載っている。
その3首のうちの1首がコレ。

黄色い山吹の花が彩る山の清水(=黄泉を指す)を汲みに行こう、
黄泉の国にあなたを訪ねて行こうと思うが、
道が分からない。

大事な人を失って寂しくてもう一度会いたいけど
どうしたらいいかわからない。
なす術がない。
誰もが共感できるこのシンプルな悲しさ、心許なさ。

甘樫丘で思いがけずこの歌を見て
dolce-vitaはちょっと泣きそうになりました。

壬申の乱にはいろんなドラマがあります。

明日香《これが見たかった!編》

2012-06-16 21:34:40 | おでかけ
そうだ明日香へ行こう

そもそもなぜdolce-vitaがそんなコト思いついたかといいますと~。

万葉集が大好きで
尊敬する歴史上の人物は持統天皇
だったら一度は訪れなきゃだよね(*^o^*)


伝飛鳥板蓋宮跡
うふふぅ(^w^)
田んぼの真ん中でにっこにこのdolce-vita
この場所に立ってみたかったのぉ(≧∇≦)

  

ここはいくつかの宮殿遺跡が重複してて
発掘された宮殿の遺構は上下2層に分かれてます。
下層遺構は名前にあるように飛鳥板蓋宮
そして上層遺構として今最も有力なのが
飛鳥浄御原宮
壬申の乱に勝利した大海人皇子が
都を近江から飛鳥に遷し
即位したのもココ
持統天皇が飛鳥浄御原令を完成させたのもココ
dolce-vitaの大好きカップルの活躍の舞台となった場所デス

飛鳥板蓋宮は言わずと知れた大化の改新の舞台。
板蓋って今となってはなんだか質素な感が否めませんが
当時茅葺きの屋根が一般的だったなか
板葺き屋根は最先端の建造物だったらしい。
誇らしげに宮殿の名前に冠した辺りが微笑ましい(^w^)

発掘はされてないけど
飛鳥岡本宮、後飛鳥岡本宮もここだったんじゃないかといわれてます。

その時代の物語に思いを馳せつつ
しばし佇む

「春過ぎて…」は藤原宮に遷った後の御製だけど
天香具山探してみたりして
(えっと(?_?)天香具山どこ?)

そう…
ここまでさらりと書いたけど
方向音痴のdolce-vitaにとって
明日香サイクリングの旅
実は超迷子の旅
各ポイントを移動するのに
地図と首っ引きで大苦戦
古墳は周りの山と区別つかないし
遺構は田んぼの中に急に現れる。
畦道を右往左往した挙げ句
そこはシンプルな石の積まれた遺構ときては
興味のない人にとっては
さぞかしテンションがた落ちであろう
さすがのdolce-vitaもちょっとへこたれそうだったもん


天武・持統天皇陵古墳

  

こーんな石段を登っていくと…。

  

  

てってれー
天武・持統天皇陵デス

当たり前だけど宮内庁の管轄なのね(*^o^*)
宮内庁指定の天皇陵で被葬者がわかっているのは
実はココだけ。

古代史最大の内乱である壬申の乱を制し
今まで以上に権力を掌握して
中央集権化していった天武天皇。
そしてそれを引き継いでカタチにした持統天皇。
「日本書記」や「古事記」を編纂したり。
「日本」とか「天皇」って名称を採用したり。
伊勢神宮を天皇家の守護宮と定めたり。
現在当たり前のことで実はこの二人の時代に始まったというコトは
意外にも多い。

ふふっ(^w^)
しかも持統天皇ったら名前も美しいの
鵜野讃良皇女(うののさららのひめみこ)

万葉集にも歌のやりとりもなく
ラブラブだった気配はあまりないけど
持統天皇は火葬されたあと(火葬も珍しいよね)
天武天皇と同じ陵に埋葬されました。

二人の魂は今も一緒です

飛鳥の蘇

2012-06-16 14:29:51 | おでかけ
ずーっと食べてみたかったのぉ(≧∇≦)

古代のチーズといわれる「蘇」

チーズってヨーロッパから伝わった食べ物というイメージだけど
実は日本でも万葉の時代から作られてました。

dolce-vitaが何かの本でみたことあるのは
「牛乳を10分の1になるまで煮詰める」とか
「牛乳を3日3晩煮詰める」とか
シンプルかつ気合いのレシピ


  

箱に入っている様子が
Gamila Secretみたいでちょっと笑ってしまった(^w^)
初めて目にする蘇は
見た目dolce-vita愛用のアレッポの石鹸のようです。

そしてお味は…

お~いし~

幸せな甘さ
お砂糖の甘さとはまた違う牛乳が濃縮された旨味と甘味

クセになりそうな美味しさです。

うーん、これぞ醍醐味
(↑違うよ、「蘇」だってば

明日香《お寺・神社編》

2012-06-12 23:48:09 | おでかけ
そうだ明日香へ行こう♪

続きましては~(^O^)


橘寺
聖徳太子が自らの生誕地に建立したお寺です。
ここは橘の宮という欽明天皇の別宮の跡。
穴穂部間人皇女が厩を通りかかったとき
急に産気づいて皇子が生まれたという
キリストばりの逸話もあるけど。
(だから名前が厩戸皇子)
近くにはちゃんと厩戸という地名もあるそうです。
境内には黒駒の像も


飛鳥寺跡
飛鳥寺は蘇我馬子発願の日本最初の本格寺院。

  

蘇我入鹿の首塚もある
飛鳥板蓋宮の大極殿で討ち取られた入鹿の首が
ここまで飛んできたとか(^w^)
首塚から飛鳥板蓋宮の方を見やる。
(えっと…どっちだっけ(?_?)キョロキョロ)
飛鳥寺は今は安居院というお寺になってます。
でもご本尊は当時のまま。
飛鳥大仏
美しい…けど
苦難の跡がお顔にも刻まれてます。
日本最古の仏像
法隆寺金堂の釈迦三尊像と同じく
(↑早口言葉
鞍作止利の作
優しい表情はおんなじデス


  

飛鳥坐神社
色っぽい系の神社デス(*^_^*)
天武天皇の病気平癒祈願の奉幣もなされた由緒正しさ。


京都や奈良の神社仏閣とは
またひと味違います