Sotto voce (^-^)

楽しみを待つ事は、それ自体が楽しみ。
そんなカンジの日々を綴ります♪
Non vedo l'ora!

ボリショイ・バレエ団「スパルタクス」

2009-10-25 01:28:57 | バレエ
ボリショイ・バレエ団
「スパルタクス」
パリ・オペラ座ガルニエ宮公演


スパルタクス:カルロス・アコスタ
スパルタクスの恋人フリーギア:ニーナ・カプツォーワ
ローマ軍司令官クラッスス:アレクサンドル・ヴォルチコフ
クラッススの愛妾エギナ:マリア・アラシュ


音楽:アラム・ハチャトゥリアン
振付:ユーリ・グリゴローヴィチ
管弦楽:コロンヌ管弦楽団
指揮:パーヴェル・クリニチェフ


「スパルタクス」は、まさに男祭り!

勇ましいファンファーレと共に、
クラッススがローマ軍の兵士たちを従えて登場。
いきなりの男性コールド、すんごい迫力!
女性中心の優美なバレエとは明らかに趣が異なります。

カルロス・アコスタ登場の刹那。
この人が一番強いに違いない!
そんなオーラが舞台を漂う。
日本人には日本人の個性があるように、キューバ人のアコスタには、周りのロシア人ダンサーとは明らかに違う個性がある。
躍動する筋肉というか、力強い動き。
アコスタのスパルタクスは本当にはまり役。
以前観たスパルタクスのイメージが強すぎて、
「マノン」のデ・グリュー観たとき、
頭の中でずーっと「ちっがーう(≧ε≦)」と叫び続けたホド。


対するクラッススのアレクサンドル・ヴォルチコフは、顔立ちも可愛らしく典型的な王子様タイプ。
ヒトをヒトとも思わぬ傍若無人ぶりですが、
冷酷なワケではなく、名家に生まれた坊ちゃん育ちの甘ちゃんなカンジ?
完全に愛妾のエギナの尻に敷かれてるのも、頼りなくも可愛らしい。

あまり関係ないけど、久しぶりに「コンスル」「三頭政治」という言葉が浮かんだよ(*^_^*)
世界史で習ったね~
カエサルとクラッススともうひとりは誰だ(?_?)

いや、バレエです(・o・)ノ

優雅な話から入りたいのだけど、
「スパルタクス」の場合は無理。

まず驚かされたのは。
アコスタのリフト。
とんでもないっす(◎o◎)

第1幕では、うち伏せて嘆くフリーギアをそのまま一気に頭上へ。
うぉ~(゜∀゜;ノ)ノ
動いてる人なら、その慣性を利用できるけど…。

第3幕のフリーギアとのパ・ド・ドゥ
アクロバティックなリフトの連続(◎o◎)
カプツォーワもリフトされたまま、体をキープして優雅にポーズを変えていく。
すごいよね(-^〇^-)

カプツォーワは優美でたおやかで、うっとりでした。


ハチャトリアンらしい運動会ちっくな音楽が、
ガチャガチャ元気に鳴り、時折「剣の舞」を彷彿させるメロディがっ

ハイテンションな音楽が続き、観てる方も自然と楽しくなっちゃう(*^o^*)

古典やロマンチック・バレエも大好きだけど。
たまには、こういうのも「あり」ですね!(b^ー°)

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