華麗なるメトロポリタンオペラ
歌劇「ボエーム」
プッチーニ作曲
指揮:ニコラ・ルイゾッティ
演出・美術:フランコ・ゼッフィレッリ
管弦楽:メトロポリタン歌劇場管弦楽団
ミミ:アンジェラ・ゲオルギュー
ロドルフォ:ラモン・ヴォルガス
ムゼッタ:アインホア・アルテタ
マルチェッロ:リュドヴィク・テジエ
コッリーネ:オレン・グラドゥス
ショナール:キン・ケルセン
ブノア/アルチンドロ:ポール・プリシュカ
HPに10月10日付けで、夫ロベルト・アラーニャへの三行半声明を発表したアンジェラ姉さん。
二人は確か「ボエーム」で共演して、ミミとロドルフォのように恋に落ちたんじゃなかったかしら。
そんなタイミングの「ボエーム」です。
(2008年の録画なので観る方だけの問題ですが)
第1幕
観るたび、ドキドキするのはなぜ♪
ロドルフォの部屋で鍵を探しているときには、もう勝手に胸が高鳴っているdolce-vita(*^o^*)
毎回毎回なんだろうね、このときめき~♪
ロドルフォの「冷たい手を Che gelida manina 」とミミの「私の名はミミ Si, mi chiamano Mimi」の連続アリア攻撃。
その後に続く二重唱のあたりでは、音楽の美しさに思わず(;_;)
こんなところで涙してたら後半ヤバいぜ、おいら(^。^;)
アンジェラ姉さんのミミは、すごく積極的。
多分ロドルフォのこと前から好きで、友人たちが出かけたところを見計らって、きっかけを作りに来たってカンジ。
私の見間違い?
風で消えるはずのろうそくの火、ミミが自分で消して、うふって笑った…(?_?)
実際はやってなかったかもしれませんが、やりかねない勢い。
アンジェラ姉さんのミミ、好きです(^O^)
あと好きなのはマルチェッロが2人の出会いを評する言葉
彼は詩を見つけた!
Trovo la poesia!
超ロマンチック♪
詩人はあなたなのではっと思う瞬間です。
そして2人の
Amor ! Amor ! Amor ! で幕
第2幕
ゼッフィレッリの再現してみせたパリの街角カフェ・モミュス。
クリスマス・イブのカルチェ・ラタンの賑わいが、
大掛かりなセットとすごい数の人々で、舞台に現れる。
す、凄いぞ、MET!
第2幕と言えば、
ムゼッタのワルツ「私が町を歩けば Quando me n vo soletta per la via」
大好きなアリアです\(^ー^)/
アインホア・アルテタ
華やかな美しい方で、歌声もアンジェラ姉さん系。
結構キャラかぶってる?
好き嫌いは別にして、割と小技を織り交ぜたこれ見よがしな歌唱。
(悪い意味ではありません。)
美人ゆえに自己主張の強いムゼッタにはむしろぴったりのカンジ。
第3幕
パリ城壁アンフェール門。
咳き込みながらミミが、マルチェルロのもとを訪れ、最近ロドルフォの態度が冷たいと相談する。
アンジェラ姉さんの咳き込む演技が、吉本新喜劇(?_?)と見紛うほどで、若干気が散りがち。
しかし、かくれんぼの後、真実を知ったミミとロドルフォが別れを決めつつ「さようなら、甘い目覚めよ Addio,dolce svegliare alla mattina!」と歌う頃には
わざとらしい咳も気にならなくなってる自分がいる。
姉さんの演技にねじ伏せられたカタチです。
演技力というかチカラを感じる(^。^;)
自分の聖書や荷物を送ってくれと頼むミミ。
でも、枕の下にピンクのボンネットがあるの。
よかったら愛の思い出に持っていね。
(ミミ~(;_;))
そう、それは2人が恋に落ちたクリスマスイブにビンボなロドルフォがなけなしのお金を叩いてミミにプレゼントしてくれたもの。
Addio,addio senza rancor
冬は寂しいから4月になったら別れましょう。
4月は太陽がいてくれるからひとりじゃない。
(ミミ~(T_T))
それから喧嘩しながら出てきたムゼッタとマルチェッロが加わり四重唱になる。
命ある限りあなたと一緒
Sempre tua per la vita
(ミミ~(ToT))
私は実はラストシーンよりもこの第3幕の別れのシーンの方が切ないかも。
もう号泣です。
第4幕
瀕死のミミがロドルフォのもとを訪れる。
ロドルフォ、あなたとここにいていい?
O mio Rodolfo! Mi vuoi qui con te?
ミミ、ずっといつまでも!
Ah! mia Mimi,sempre! Sempre!
(…(ρ_;))
友人たちも医者を呼びに行ったり、薬を買いに行ったり、ミミのために奔走する。
2人っきりになってミミは
Mi chiamano Mimi…
il perche… non so…
第1幕のメロディを弱々しく口ずさむ。
(…(T_T))
ピンクのボンネットを見つけて、嬉しそうに出会った日の話を始めるミミ。
(…(┳◇┳))
みんな戻ってきて。
そしてついにミミが…。
涙がさらにこみ上げてきた刹那
Mimi…! Mimi…!
マルチェッロにとりすがって絶叫するヴァルガス。
ポッツーン、置き去りのアンジェラ姉さん。
‐幕‐
あれっ(@_@)
ミミにとりすがってほしいんですけどぉ。
若干気がそがれたラストでした。
これ見よがしな女性陣とは対照的に、
男性陣は4人とも調和を大事にしてるカンジ。
ラモン・ヴァルガスは地味すぎて最初気づかなかったけど、美しい歌声です。
抑えた演技も、逆にミミへの真摯な思いが伝わってくるようで泣けました。
でもラストはやっぱりミミを抱きしめてほしかった(≧ε≦)
テジエは男前でしたね~
クールなカンジで、マルチェッロのイメージちょっと変わりました。
第4幕最初のロドルフォとマルチェッロの二重唱、
かっこよかったです(^O^)
コッリーネの外套の歌「Vecchia zimarra senti」は、派手な旋律がないだけに難しいバスのアリアです。
グラドゥスはコッリーネの朴訥な優しさにぴったり。
ショナールは…
ま、いいか。
指揮はニコラ・ルイゾッティ。
偶然にもルイゾッティ指揮のCD2、3枚ヘビロテだったり。
私には親しみ深い指揮者さんです。
しかしなんと言ってもサントリーホールオペラの楽しそうなフォルテピアノ弾き振りのイメージが強い。
第1幕最初のロドルフォとマルチェッロのふざけっこしながらの二重唱。
案の定の快速テンポ(◎o◎)
まさかボエームをモーツァルト風に振るつもりでは(^_^;)
一瞬訝しんだけど、んなわけなかった。
一転、ミミとロドルフォのアリアは、思い入れたっぷりに引っ張って振ってました。
ヴァルガスを酸欠で殺す気かと思ったホド。
いずれにしても超笑顔で振ってました。
ルイゾッティ、なんだか好きです(*^o^*)
悲しいラストシーンなのに、最後に胸に残るのは、第1幕の恋に落ちるどきどき(*^o^*)
それにしても何度観ても何度聴いても
新鮮にときめくのはなぜかしら?
見終わると今度は、パヴァとフレーニのCDに手を伸ばすdolce-vitaなのであった。
歌劇「ボエーム」
プッチーニ作曲
指揮:ニコラ・ルイゾッティ
演出・美術:フランコ・ゼッフィレッリ
管弦楽:メトロポリタン歌劇場管弦楽団
ミミ:アンジェラ・ゲオルギュー
ロドルフォ:ラモン・ヴォルガス
ムゼッタ:アインホア・アルテタ
マルチェッロ:リュドヴィク・テジエ
コッリーネ:オレン・グラドゥス
ショナール:キン・ケルセン
ブノア/アルチンドロ:ポール・プリシュカ
HPに10月10日付けで、夫ロベルト・アラーニャへの三行半声明を発表したアンジェラ姉さん。
二人は確か「ボエーム」で共演して、ミミとロドルフォのように恋に落ちたんじゃなかったかしら。
そんなタイミングの「ボエーム」です。
(2008年の録画なので観る方だけの問題ですが)
第1幕
観るたび、ドキドキするのはなぜ♪
ロドルフォの部屋で鍵を探しているときには、もう勝手に胸が高鳴っているdolce-vita(*^o^*)
毎回毎回なんだろうね、このときめき~♪
ロドルフォの「冷たい手を Che gelida manina 」とミミの「私の名はミミ Si, mi chiamano Mimi」の連続アリア攻撃。
その後に続く二重唱のあたりでは、音楽の美しさに思わず(;_;)
こんなところで涙してたら後半ヤバいぜ、おいら(^。^;)
アンジェラ姉さんのミミは、すごく積極的。
多分ロドルフォのこと前から好きで、友人たちが出かけたところを見計らって、きっかけを作りに来たってカンジ。
私の見間違い?
風で消えるはずのろうそくの火、ミミが自分で消して、うふって笑った…(?_?)
実際はやってなかったかもしれませんが、やりかねない勢い。
アンジェラ姉さんのミミ、好きです(^O^)
あと好きなのはマルチェッロが2人の出会いを評する言葉
彼は詩を見つけた!
Trovo la poesia!
超ロマンチック♪
詩人はあなたなのではっと思う瞬間です。
そして2人の
Amor ! Amor ! Amor ! で幕
第2幕
ゼッフィレッリの再現してみせたパリの街角カフェ・モミュス。
クリスマス・イブのカルチェ・ラタンの賑わいが、
大掛かりなセットとすごい数の人々で、舞台に現れる。
す、凄いぞ、MET!
第2幕と言えば、
ムゼッタのワルツ「私が町を歩けば Quando me n vo soletta per la via」
大好きなアリアです\(^ー^)/
アインホア・アルテタ
華やかな美しい方で、歌声もアンジェラ姉さん系。
結構キャラかぶってる?
好き嫌いは別にして、割と小技を織り交ぜたこれ見よがしな歌唱。
(悪い意味ではありません。)
美人ゆえに自己主張の強いムゼッタにはむしろぴったりのカンジ。
第3幕
パリ城壁アンフェール門。
咳き込みながらミミが、マルチェルロのもとを訪れ、最近ロドルフォの態度が冷たいと相談する。
アンジェラ姉さんの咳き込む演技が、吉本新喜劇(?_?)と見紛うほどで、若干気が散りがち。
しかし、かくれんぼの後、真実を知ったミミとロドルフォが別れを決めつつ「さようなら、甘い目覚めよ Addio,dolce svegliare alla mattina!」と歌う頃には
わざとらしい咳も気にならなくなってる自分がいる。
姉さんの演技にねじ伏せられたカタチです。
演技力というかチカラを感じる(^。^;)
自分の聖書や荷物を送ってくれと頼むミミ。
でも、枕の下にピンクのボンネットがあるの。
よかったら愛の思い出に持っていね。
(ミミ~(;_;))
そう、それは2人が恋に落ちたクリスマスイブにビンボなロドルフォがなけなしのお金を叩いてミミにプレゼントしてくれたもの。
Addio,addio senza rancor
冬は寂しいから4月になったら別れましょう。
4月は太陽がいてくれるからひとりじゃない。
(ミミ~(T_T))
それから喧嘩しながら出てきたムゼッタとマルチェッロが加わり四重唱になる。
命ある限りあなたと一緒
Sempre tua per la vita
(ミミ~(ToT))
私は実はラストシーンよりもこの第3幕の別れのシーンの方が切ないかも。
もう号泣です。
第4幕
瀕死のミミがロドルフォのもとを訪れる。
ロドルフォ、あなたとここにいていい?
O mio Rodolfo! Mi vuoi qui con te?
ミミ、ずっといつまでも!
Ah! mia Mimi,sempre! Sempre!
(…(ρ_;))
友人たちも医者を呼びに行ったり、薬を買いに行ったり、ミミのために奔走する。
2人っきりになってミミは
Mi chiamano Mimi…
il perche… non so…
第1幕のメロディを弱々しく口ずさむ。
(…(T_T))
ピンクのボンネットを見つけて、嬉しそうに出会った日の話を始めるミミ。
(…(┳◇┳))
みんな戻ってきて。
そしてついにミミが…。
涙がさらにこみ上げてきた刹那
Mimi…! Mimi…!
マルチェッロにとりすがって絶叫するヴァルガス。
ポッツーン、置き去りのアンジェラ姉さん。
‐幕‐
あれっ(@_@)
ミミにとりすがってほしいんですけどぉ。
若干気がそがれたラストでした。
これ見よがしな女性陣とは対照的に、
男性陣は4人とも調和を大事にしてるカンジ。
ラモン・ヴァルガスは地味すぎて最初気づかなかったけど、美しい歌声です。
抑えた演技も、逆にミミへの真摯な思いが伝わってくるようで泣けました。
でもラストはやっぱりミミを抱きしめてほしかった(≧ε≦)
テジエは男前でしたね~
クールなカンジで、マルチェッロのイメージちょっと変わりました。
第4幕最初のロドルフォとマルチェッロの二重唱、
かっこよかったです(^O^)
コッリーネの外套の歌「Vecchia zimarra senti」は、派手な旋律がないだけに難しいバスのアリアです。
グラドゥスはコッリーネの朴訥な優しさにぴったり。
ショナールは…
ま、いいか。
指揮はニコラ・ルイゾッティ。
偶然にもルイゾッティ指揮のCD2、3枚ヘビロテだったり。
私には親しみ深い指揮者さんです。
しかしなんと言ってもサントリーホールオペラの楽しそうなフォルテピアノ弾き振りのイメージが強い。
第1幕最初のロドルフォとマルチェッロのふざけっこしながらの二重唱。
案の定の快速テンポ(◎o◎)
まさかボエームをモーツァルト風に振るつもりでは(^_^;)
一瞬訝しんだけど、んなわけなかった。
一転、ミミとロドルフォのアリアは、思い入れたっぷりに引っ張って振ってました。
ヴァルガスを酸欠で殺す気かと思ったホド。
いずれにしても超笑顔で振ってました。
ルイゾッティ、なんだか好きです(*^o^*)
悲しいラストシーンなのに、最後に胸に残るのは、第1幕の恋に落ちるどきどき(*^o^*)
それにしても何度観ても何度聴いても
新鮮にときめくのはなぜかしら?
見終わると今度は、パヴァとフレーニのCDに手を伸ばすdolce-vitaなのであった。