Sotto voce (^-^)

楽しみを待つ事は、それ自体が楽しみ。
そんなカンジの日々を綴ります♪
Non vedo l'ora!

オンバトSP

2006-08-20 21:39:44 | ラーメンズ
オンバトSP見たっ!
単にオンバトファンとして録画して後で見ようと思ってたのに、ケータイでだらだらラーメンズの掲示板見てたら「ラーメンズ放送されるでしょうか」「されるだろう」みたいな流れがあって飛び起きてテレビつけた。昔のアンジャッシュとか見れるんだろうなくらいの気持ちで録画してただけだったのに。ばかばか、考えればラーメンズ外せないくらいわかるだろ、ばかばかっ。Jam Film2を録画し損ねた無念さがちっとも活かされてない学習機能のなさ。なんて迂闊なの。

オンエアされたのは「読書対決」。夏目漱石、おひたしおひたし、ファーブルなら知ってるよ。私の大大大好きなネタでした。DVDでは見倒しているけど、公共の電波に乗っかってるのを見るのは感激もひとしお!テレビで小林賢太郎見れるなんて。心臓がバクバクいって胸が苦しくなりました。嗚呼、賢太郎さまっ。敬愛してます。

最近、相方とのツーショットをDVD以外で見ることがなかったので、そういった意味でもちょっと浮かれたりして。広告批評では、good design company の水野学氏との多摩美同級生対談。先月の演劇ぶっくは「KKP#5 TAKEOFF」。そろそろ片桐仁と一緒に何かやらかしてほしいです。

それはそうと「KKP#5 TAKEOFF」でカメラが入っていたという目撃談をちっとも聞きません。舞台は見たけどそれはそれとしてDVDでしつこく見たい。誰かが「セットでDVD出して私達からどんどん巻き上げればいい」ってゆってたけど、おっしゃる通り!賢太郎さま、いろんな手を使って、あなたの大好きなマジックのように私からとるものとっちゃってください。それこそファンの悦び。楽しみにしていますぅ。

金聖響

2006-08-20 20:49:47 | MUSIC
惚れてしまった、金聖響。
関西弁のおもろい指揮者。

友人からよくしもちゃん(何度聞いてもフルネームが覚えられない)の話を聞いてたせいで(友人のケータイの待ち受けはしもちゃんで軽い追っかけである)、以前「題名のない音楽会」で、指揮者が変わるとオーケストラの演奏がどう変わるかみたいな放送を見たことがあった。その時、しもちゃんと対照的な指揮者として登場したのが金聖響だった。
音楽のイメージメインで情景から楽団員に伝えようとするしもちゃん。逆に作曲家の意図を説明しながら作り上げていく金聖響。それまで指揮者の存在の意味なんて考えたこともなかったので、二人の指揮者のアプローチの仕方で同じ楽団員で出来上がる音楽がこんなにも違うんだってちょっとカルチャーショックだった。
そうやって金聖響は私の中にインプリンティングされた。

そして、トップランナー。
子供の頃、サッカーが好きでラジコンとガンダムが好きで。なのにバイオリンをやらされたみたいな。「プロとしてやっていけると自信持ったのは?」という質問に「謙虚モード」と「傲慢モード」で答える。関西弁でおもしろおかしく語る金聖響はまさに私のツボだった。指揮については実に真摯に、偉大な作曲家の表現しようとしたものを出来るだけ正確に伝えていきたいと語った。「楽譜と棒があれば」世界中どこでもやっていける。ツボです、ツボです。

早速、CDチェックせねば。

藤田嗣治展

2006-08-20 18:49:18 | 美術館
広島県立美術館に藤田嗣治展観に行きました。
意外にも「世界のフジタ」の初めての展覧会だそうで。
私のフジタの絵に対するイメージは「乳白色の肌」「猫」「自画像」。それからひろしま美術館のきんきらの三連祭壇画。
でも作品にも増して印象的なのはパリでの成功と日本でのバッシング。戦争画の責任取らされて日本を去ったこと。フランス国籍とって洗礼受けてレオナール・フジタとして生涯を終えたこと。
祖国に裏切られた不幸な画家としか知らなかった、私の知らないフジタの魅力満載の97点でした。

第1章「エコール・ド・パリ時代」
パリで凌ぎを削るいろんな画家の影響を受けながら画風を模索し、ついに乳白色の肌でパリ画壇の寵児となった時代。初期の作品には、キュビズムやモディリアーニっぽいものもあった。
そしてお馴染みの「裸婦」「猫」「自画像」。何かの番組で見たけどあの乳白色の肌は墨で縁取られて更にその白さを際立たせるとか。油絵に水性の墨をどうやって載せているのかは未だに解明されていないそうだ。自画像にはそれを裏付けるように硯が描かれている。今まで自画像見ても猫にしか気づかなかったけど、殆どの作品に硯がある。それにしても猫!なんてふわふわなのっ。

第2章「中南米そして日本」
墨色の線描から色彩の濃淡によって表現した時代。私にとって馴染みの薄い作品群である。戦争画も知識では知っていても実際目にするのははじめて。
「アッツ島玉砕」ホントにフジタなの?迫力ある構図と兵士の表情。
ディエゴ・リベラに触発されて始めた壁画。
中南米、沖縄、彼が訪れたさまざまな場所で出会った人々が力強く描かれていた。

第3章「ふたたびパリへ」
再び乳白色の時代。
まず「優美神」に目を奪われた。この作品だけじゃないのかな?裸婦の足元に多種多様な花々。はじめて見るフジタの花は写実的で繊細で瑞々しい。裸婦の手にしている花に思わず手を伸ばしたくなる。
絵タイル。「小さな職人たち」の連作。その中にモナリザ発見。なんだかユーモラスで可愛らしかった。
たくさんの宗教画。彼の描く宗教画はなにかほのぼのして漫画ちっくなユーモアがある。
最後に目にとまったのが「マドンナ」。ハル・ベリー似の黒人の聖母の周りに可愛らしい黒人の天使たち。美しさについ見入ってしまいました。個人蔵となっていたのでこの機会を逃さずまた見にいかなくては。

はじめてフジタの絵が一堂に会している貴重なこの絵画展。本当に見応えがありました。
6月にひろしま美術館に行ったとき、この絵画展に三連祭壇画を貸し出している関係で、京都国立近代美術館から裸婦の絵がレンタル展示されてました。白い背景に横たわる裸婦。私の好きな1枚です。まだあるのかな?ひろしま美術館にも近いうちに行かなくては。
藤田嗣治展。会期中にもう一度行こうと思います。