Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

Nikon Freak9. 気だるい朝

2016年03月25日 | Kyoto city
 さて修了式・卒業式が終わった翌日というのは、1年間のたまりにたまった表記しがたい疲れが一気に出てくるようで気だるい朝だ。
 少し時間があるとブログも書き直すことが多い。時間をおいて読むとつまらないと思うからだ。学術論文でも書き終わったら一週間放置して忘れてしまうのがよいと教わった。それから見直してみるとアラが目立ったり、ときにはくだらないと思ったり。ブログだから、そこまでする必要はないが、それでも意識が変わることはある。
 さて画像は、ニコンDfに Carl Zeiss Macro Planarレンズで撮影した画像。現代のレンズであるから、オールド・ニッコールのようにシャープさ一辺倒だけではなく、逆光にも強く発色やヌケのよさなどが加味されて総合的に綺麗な画像になる。現代のレンズ設計の所以だろう。
 しかしニコンシステムは、どこか機材に撮らされるているような気分、言い換えれば機械に使われているようでもあり、こちらはおそれいりましたと引き下がってしまう。だから個人的には、フランクなEOS1Dsを持ち歩く方が好きなのだが今週末は持ってきていない。撮影機材にも付き合いやすい奴と、付き合いにくい奴とがあるようだ。
 寒の戻りで週末の京都は肌寒い。また冬の格好にもどってしまった。

京都市
NikonDf,CarlZeiss MacroPlaner 100mm/F2.0
ISO720,露出補正-1/3,f2.8,1/400
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番外編262. 時間軸

2016年03月25日 | field work
 スライドデュープ画像を眺めながら、これだろうな。もう十数年前に母のお見舞いで横須賀の療養所に出かけた頃の東京湾の空を一寸CONTAXで撮影したcloudだ。画像は、秋頃撮影したと記憶している。
 フランス映画「男と女」でドービルの海岸を思い出すまでもなく、海岸の風景というのは意味的である。日常生活の中でふと海をみた時の不思議な意識の変化を思い出す。
 過去のある時の特定の光景は、誰しも経験することだが、印象深く記憶に残っている。画像を通じて回りの空気まで蘇ってくる。それは今の私に影響を与えることはないので、懐かしく思い出したい時間だけが何層にも蓄積されて残っている。それに写真は、未来は撮れないので過去を思い出す手がかりとして、私の記憶に符合している。
 さて今日は大学院の修了式と学部の卒業式である。こちらは未来の事柄が関心事だ。
 今日は、過去と未来という時間軸上の絶対値の大きな振れ幅を感じさせてくれる1日である。そんな振れ幅の大きい時間がながれてゆく感じが心地よい。さて大学へ行くか。
 寒の戻りで少し寒い1日でもある。

神奈川県横須賀市
CONTAX T3,Carl Zeiss Sonner2.8/35mm、エクタクローム

2016年3月25日金曜日
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