Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE1287. IBM

2016年03月10日 | field work
 本島笠島は、歴史の経緯からして要塞として町を形成してきた。だから先を見通せない路が続く。そのことが正面に建物が見えたりして結構よい景観となっている。
 こうした本降りの雨の中では、45mmのテレ・エルマリートが重宝する。レンズに雨滴がかからず、遠くの被写体まで近寄る必要がないからである。とはいっても傘をさしつつの撮影で画面を確認しないから成り行きの構図である。だからPhotoshopでトリミングした。
 さて、今日は風が冷たく先日の暖かさはどうしたんだいといいたくなるような寒い1日であり、当然終日デスクワークであった。それで気がついたのだが、今年度の私の研究室の予算が余っているではないか。今月中に消化しないと事務に没収させられる。といってすぐに納品できる物なんか限られている。
 早速不足する物がないかを探し回り、結局平凡にもう1本多変量解析のソフトを調達することにした。さてIBMと電話でやりとりし・・・
落ち着き払った声で「16日に新しいバージョンででます」
「げっ!、そんなのどうでもよいです、すぐ欲しいのです。今月中に納品と請求書が必要なんですよ。」
「大丈夫です。ソフトはWEBからダウンロードできますから、メールでパスワードとアクセスキーを送るので1日で完了します。ダウンロードしている間にPDFで請求書を送りますね」
・・なんだ便利になってんじゃん。こちらがあわてる必要もなかった。それにしても旨いタイミングでバージョンアップしますね。この時期会計の〆の所も多いからねぇー。
さっすがIBM、手慣れている企業ですね。
 IBMといえば、15年以上前のThinkPadを取り出して、明日の打合せに使おうと目論んだ。あっ使えそうだ。それにしてもこのPCはすごく上品だと感心をしていた。
 因みにこのPCは、現在LENOVOというメーカーから発売されている。もうIBMではないしなぁー、その後先進的な進化がないですねぇー、他に先駆けることこそIBMの精神だったのに、日本人が製品開発を引き継ぐとスペックだけの話になるのか。もう少しThinkしろよな、Appleみたいに。
 もしIBMがそのままPCを開発していたら、今とは全く違う製品が登場する可能性があったかもしれない。いや逆にPCの限界をみてしまったのかもしれない。それでIBMは、PCを手放したんだろうな。
 私も随分世話になった企業である。好意的なのは、IBMのソフトで博士論文をはじめ何本も審査付学術論文を書いたからというのもある。IBMづくしの一日でもあった。

香川県丸亀市
OLYMPUS EM-5,LEICA DG TELE ELMARIT45mm/F2.8
ISO400,露出補正-1/3,f6.3.1/100
コメント
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