Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

Nikon Freak8. センチメンタルな季節

2016年03月24日 | Kyoto city
 オールドニッコール・レンズのテスト画像というわけでもないが、なるほど着物は綺麗に撮れてはる。といって後ろ姿のお姉ちゃんだから綺麗だとは限らないが。
 古いレンズの性能と言うよりはニコンDfのプログラムのお陰だろう。フルサイズならではの機材なので、背後はこんな感じでものすごくボケてくる。
 撮影してみてわかったことだけど、青空を入れて順光では画像の発色が悪い。つまりオールドニッコール・レンズは光に弱いのだろう。だから自然光の入らない環境や曇り空で彩りの鮮やかなものを撮るのには向いているのかもしれない。
 今日は、プリウスの半年車検だった。名古屋から院生に京都まで運転してきてもらった。車検後に車で名古屋に一緒に行って出勤簿に印鑑を押してお終い。途中で見た琵琶湖の山にかかる黒い雲は、やはり雪が降っているんだなと思わされた。その院生も今年修了して社会へ旅立ってゆく。
 明日の修了式・卒業式が終わると今年度の仕事は全部終わったことになる。なんか身体の力が抜けてゆくような、センチメンタルな季節だ。

京都市京阪伏見稲荷駅
NikonDf,Nikkor-P・C Auto105mm/F2.5
ISO500,露出補正0,f5.6.1/125
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Nikon Freak82. 卒業の年

2016年03月24日 | diving
 慶良間の海は、舞台にたったように青い緞帳が遠くにおりているように見える。その中を静かに魚が通りすぎる。そんな気分で画像を見ていたら、ここは本部だった。慶良間とよく似ている。
 例年になく忙しい大学生活の1年の終わりが近づくにつれて、私の研究室の院生も博士の学位記を持って去ってゆき、学部生も卒業証書を手に新しい世界へ旅立っていった。そして私も今月末には、名誉教授の授与を受けてこの世界から旅立ってゆく。まさに夢のような19年間であった。みんな一緒に夢舞台から去ってゆく。
 このブログは、そんな夢舞台19年間の半分ぐらいは記録しただろう。読み返してみて一番感激するのは、やはりブログを書いてきた本人なのだろう。
 WebをLogするWeblogが語義であり、つまりウェブの記録なのであるが、それは私の意識の揺らぎやライフスタイルの記録でもあったようだ。世の中には、私以上にブログを書き続けている人は多い。だが私はこの世界もそろそろ卒業しようと思う。今がちょうど良い節目なのだと考えている。
 今年本を出版したこともあり、それまでの知識はもう卒業という意識があり、研究室にあった本の9割は図書館へ寄贈した。これまでの知識の知見は、私の本に集約されているという気分の方が強い。だから私の専門分野も卒業なのである。
 今年は、色々な意味がつまった卒業の年なのである。

沖縄県本部ゴジラチョップ
Nikon Coolpix AW130 
ISO125,焦点距離10.1mm(57mm相当),露出補正0,f4.4,1/320
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