京料理 道楽のブログ

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【流れ星】

2016-08-13 | Weblog
今夜は、綺麗な筋を残す美しいペルセウス座流星群がたんと観られました。

ペルセウス座あたりから放射状に飛び出す流星群で、ペルセウス座は明るさが変化する食変光星の代表アルゴルを含む星座です。

「ペルセウス」と言えば、先ずチェリーニ作のブロンズ像が思い浮かびます。
右手に剣を握り、左手にメドゥーサの首を掲げるギリシャ神話の英雄。

そのギリシャ神話によると、

アルゴスのアクリシオス王は娘のダナエの生む子に殺されるという神託の予言を阻止するため、ダナエを青銅の地下室に幽閉するも、ゼウスが黄金の雨となってダナエのところへ訪れ、ペルセウスが生まれる。生後間も無くペルセウスは、アクリシオスによって母ダナエと共に箱に入れられ海に流される。

やがてセリフォス島に漂着し、この島の王ポリュデクテスの兄弟の漁師をしているディクテュスに助けられ、その家で養われる。王ポリュデクテスは、ダナエに思いを寄せるようになり、ペルセウスが邪魔になって亡きものにしようと、ゴルゴ三姉妹(ステノ、エウリュアレ、メドゥーサ)のメドゥーサの首を取ってくるよう命じる。ゴルゴとは、フォルキュスとケトが結婚してもうけた三姉妹で、頭に生きた蛇を宿し、牙を持ち、手は青銅、黄金の翼を持ち、にらんだ者を石にしてしまう女怪。

ペルセウスはアテナとヘルメスに教示を受け、ゴルゴの姉妹で三人でひとつの目と歯を持つ女怪グライアイから目と歯を奪い、それを返すかわりに、ゴルゴの首をとるのに必要な魔法の品を持っているニンフのところへ行く道を聞き出す。

魔法の品を手に入れて、アテナに助けられながらゴルゴ三姉妹のメドゥーサの首を取ることを成し遂げた。

帰る途中、エチオピアで怪物の餌食となりかけていた王女アンドロメダを助けて結婚に至る。

セリフォス島に着くとポリュデクテス王を家臣と共に石にして、母ダナエを救い出した後、祖父アクリシオスの認知を受けるためアルゴスへ向かった。
ペルセウスがラリッサで競技中に投げた円盤が祖父アクリシオスに命中し、神託の予言どおりアクリシオスは死んでしまう。

ペルセウスはアルゴスにもどることをはばかり、ティリュンスの王である従兄弟のメガパンテスと領国を交換して王となり、アンドロメダとの間にアルカイオス、ステネロス、エレクトリュオンをはじめとする子達をもうけた。

という実に面白いお話です。