《真味倶楽部》

今日は、真味倶楽部の開催日です。まずはじめに、秋の風情を感じていただきたく、自家製・丹波栗のスイーツを玉露と共に、お召し上がりいただきました。
持ち帰りは出来ないのか とのご要望でしたが、ご用意もございませず、申し訳ございませんでした。

次に、お献立と器のご説明を致しまして、料理へと移ります。
先ず、料理は若狭ぐじを入れた「空也蒸し」。お造りは、淡路の鯛と鮃。丹波松茸の土瓶蒸し。焼き物は、鰆の幽庵焼き・活大車海老塩焼き・万願寺唐辛子・舞茸・牡蠣の味噌焼き。炊き合わせは、鯛蕪に壬生菜。丹波松茸と鴨とフォアグラの鍬焼きに、すぐきの中抜き添え。酢の物は、柿なます。汁物は、合わせ味噌仕立てで、海老芋。香の物は、京小茄子と胡瓜と大根の浅漬け。丹波栗のごはん。水物は、マスクメロンと藤稔葡萄と豊水梨。お菓子は黒糖水泉。

器は、うちで古より伝承されるものばかりを用い、焼き物以降は、全て取りまわしにいたしました。藏から出してきて、初めてお客様に用いた鉢もいくつかありました。ものすごくお喜びいただき、引かずに最後まで、鑑賞いただきましたものも数点あり、心より嬉しく思います。

お料理も全てご満足賜りまして、ご参加下さっておりますお客様には、ほんとうに有り難く存じ上げ、ただただ 感謝の気持ちばかりでございます。