順調に中国の外貨準備が減っているようです。何時 もの宮崎さんが書いてくれています。やはり、下に対策ありが効いているようです。上が上なら、下も下のとんでもない国なんで すね。
こんな恐ろしい国を相手にしていては、身ぐるみ剥がれるのが落ちですね。もう撤退できないのかも知れませんが、未だにし がみついている企業は、お気の毒としか言いようがない。
せめて、従業員を帰国させてあげれば良いと思うのですが、それも無理なのでしょうか。それとも、平和ボケの経営陣が帰さ ないのでしょうか。
宮崎正弘の国際ニュース・ 早読みより 平成29年(2017)1月20日(金曜日) 通算第5170号
宮崎正弘 の国際ニュース・早読み <中国の外貨準備、急減中。米国債まもなく1兆ドルを割り込むか?
外貨持ちだしを厳格に制限しているが、地下銀行が日本でも猖獗
中国の外貨準備、急減中。米国債まもなく1兆ドルを割り込むか?
中国の外貨準備が急減していることは明らかだが、虎の子の米国債保有高が1兆ドルを割り込む気配となってきた。
2016年11月末の米国債権保有高は1兆493億ドルで、日本が首位を回復した。
中国人の海外旅行熱はまだ続いているが『爆買い』がおわったことは誰もが認めるところだろう。
年間5万ドルに制限され、銀行へ外貨両替に行くと、手続きが面倒で、事実上両替が出来なくなっている。
銀聯カードは世界中のATMで使えなくなっている。
ならば「上に政策あれば、下に対策あり」の中国人はどうするか。
すでに小誌でもみてきたように、外為取引(FX),ビットコイン、そしてレクサスなど高級車、金の延べ棒、つまり「換物投 機」がおこる。
ソ連崩壊時のそれはマルボロだったように、人民元減価の前にモノを買っておこうとするのが庶民の投機行為に現れる。
日本に来て高給腕時計、高給カメラなど「運搬しやすい」モノへの投機が顕著となっている。持ち出し制限を超えて、人民元を 持ち込むか、あるいは地下銀行で決済し、現金で買い物をしている。
外貨の稼ぎ頭だった貿易も急減していることが明らかとなった。
中国の2016年通年の貿易統計で輸出は7・7%減少、輸入も5・5%減少となった。
明らかに貿易減退の傾向がでている。
中国税関総署の発表(17年1月13日)によれば、ドルベースの輸出額は7・7%減で2兆974億ドル。輸入は5・5%減 で 1兆5874億ドルとなった。貿易総額も6・8%減少したことがわかった。
輸出から輸入額を差引いた貿易黒字は5099億ドルと発表された。
後は、トランプさんの動き次第で、完全に崩壊となるかが楽しみです。と言うか、これをアップする頃には、既に何らかの動 きがあったのじゃないでしょうか。
それが、中国への最後通牒であればこんな嬉しいことは無いのですが、そうは上手く行かないかも。