7月の終わりに石井信平さんからメールが来ていました。何だろうと見てみると、何と奥様から信平さんが亡くなられたとのお知らせでした。
あわてて石井 信平の館を訪れてみたらここのブログにも奥様の書き込みがありました。最後に訪れたのがビタミン注射の話でしたから6月21日だったようです。
それから訪問していなかったのですが、7月16日になくなられたそうです。私が、10周年記念なんて喜んでいた時には亡くなられていたんですね。
私が石井信平さんのことを取り上げたのはこの部屋を始めてすぐのその10年前の第46話でした。是ほど私の気持ちとぴったりの事を書いてくれる人がいることに感激したものです。
と思ったら、そのコラムが終わるとの事でがっかりしていましたが第212話で書いたようにHPを立ち上げることを知りメールさせて貰い、丁寧なお返事も頂きました。
そのHPが立ち上がったのは2000年の9月(第365話)だったようです。しかし、更新も滞りがちだったりしたので私もだんだん遠ざかりがちになり、新しい石井 信平の館に衣替えされてそのブログを時々訪れるという状態でした。そこで癌との闘いを知ったのですが、それ程深刻なものとは思わずにいました。それがこんなに早く亡くなられるとは残念です。どうして私のような何の取柄も無いものが何時までも生き長らえるのか世の中はやはり道理に合ってないようです。
今、第204話のマスコミに対する「私たちは、世界と日本の状況を知る手掛かりは、ほとんど唯一メディアに頼っています。その頼みとするメディアが、結局は利益追及の株式会社の事情でしか運営されていない。そこには、国民の目であり耳であることの、根性も哲学もなかったということは、実に深刻な事態です。しかも、ダメと言い捨てるには、その影響力は絶大ときてます。」と言う言葉を読み返すと、あの時以上に今のマスコミを見事に現していると言えます。もっと、こうした痛烈な言葉を聞きたかった。
残念です!