10月7日、東京都大田区総合体育館で予定される試合です。
WBCミニマム級戦(王座統一戦):
王者パヤン プラダブスリ(タイ)対 暫定王者重岡 優大(ワタナベ)
IBFミニマム級戦(王座統一戦):
王者ダニエル バジャダレス(メキシコ)対 暫定王者重岡 銀次郎(ワタナベ)
*数日前からBoxRecに記載されている2つの世界ミニマム級の王座統一戦。まずは、2試合とも無事に行われることを期待しましょう。
10月7日、東京都大田区総合体育館で予定される試合です。
WBCミニマム級戦(王座統一戦):
王者パヤン プラダブスリ(タイ)対 暫定王者重岡 優大(ワタナベ)
IBFミニマム級戦(王座統一戦):
王者ダニエル バジャダレス(メキシコ)対 暫定王者重岡 銀次郎(ワタナベ)
*数日前からBoxRecに記載されている2つの世界ミニマム級の王座統一戦。まずは、2試合とも無事に行われることを期待しましょう。
今月11日、エディオンアリーナ大阪で行われた試合結果です。
バンタム級戦(12回戦):
WBOアジア太平洋バンタム級王者西田 凌佑(六島)判定3対0(118-110、117-111、116-112)クリスチャン ヒメネス(メキシコ)
*これまでにWBOアジア太平洋王座を3度防衛してきた西田が、メキシコの強豪ヒメネスと対戦。後半戦にペースダウンしましたが、持ち前の技術で世界ランカーに快勝。この勝利により、IBF王座への挑戦権を獲得しました。
下記はこの試合が終わった時点(2023年8月11日)でのバンタム級の世界、そして日本関連のタイトルホルダー達となります。
WBA:井上 拓真(大橋/防衛回数0)
WBC:アレクサンドロ サンティアゴ(メキシコ/0)
IBF:空位
WBO:ジェイソン マロニー(豪/0)
OPBF(東洋太平洋):栗原 慶太(一力/0)
WBOアジア太平洋:西田 凌佑(六島/3)
日本:堤 聖也(角海老宝石/1)
ヘビー級戦(8回戦):
日本王者但馬 ブランドン ミツロ(KWorld3)TKO初回119秒 ナコンチャイ パンテーン(タイ)
*昨年4月にプロデビューを果たして以来、今年4月までに行った5戦を3分以内に終えてきた但馬。しかしその後2戦は、白星を重ねるも判定勝利が続いていました。
久しぶり?のKO勝利を狙う但馬は、試合開始のゴングと同時に対戦相手に襲い掛かります。そしてボディーへの集中攻撃であっという間に勝利。全勝記録を8(6KO)に伸ばすと同時に、来月3日に岡山で予定される次戦に向けすでにスタンバイ状態のようです。
2023年8月20日現在の最重量級王者たちの顔ぶれを確認しておきます。
WBA(スーパー):オレクサンデル ウシク(ウクライナ/防衛回数1)
WBA(レギュラー):ダニエル デュボア(英/1)
WBC:タイソン フューリー(英/3)
IBF:オレクサンデル ウシク(ウクライナ/1)
WBO:オレクサンデル ウシク(ウクライナ/1)
WBO(暫定):張 志磊(中国/0)
OPBF(東洋太平洋):ジャスティン フニ(豪/1)
WBOアジア太平洋:ウラジスラフ シレンコ(ウクライナ/0)
日本:但馬 ブランドン ミツロ(KWorld3/1)
2023年8月第三週末の主な試合予定です(2023年8月19日から25日まで)。
23日 水曜日
豪州
スーパーウェルター級戦(8回戦):
ニキタ チュー(豪)対 ジャック ブルベイカー(豪)
25日 金曜日
ドミニカ
ミニマム級戦(10回戦):
WBAレギュラー王者エリック ロサ(ドミニカ)対 オーランド ピノ(ベネズエラ)
*本来なら今週末19日、3団体統一ライトヘビー級王者アルツロ ベテルビエフ(露/カナダ)の防衛戦がカナダで予定されていました。しかしその試合は、ベテルビエフの怪我のため、来年1月まで延期となっています。
最近(2023年8月18日ごろ)のニュースです。
1)WBOフライ級王者ジェシー ロドリゲス(米)とIBF同級王者サニー エドワーズ(英)による王座統一戦が師走の16日、米国アリゾナ州で行われることが発表されています。
2)同じく師走には、井上 尚弥(大橋)とマーロン タパレス(比)による4団体統一スーパーバンタム級戦が行われる方向で調整が取られています。
3)IBFスーパーフェザー級王者ジョー コルディナ(英)が11月4日、モナコのリングに登場。エドワード バスケス(米)を相手に保持する王座の防衛戦を行います。
4)同じ興行には、IBFライトフライ級王者シベナティ ノンティンガ(南ア)も登場。エイドリアン クリエル(メキシコ)を迎え2度目の王座防衛戦を行う予定です。
5)WBAから、スーパー王者ノックアウト CP フレッシュマート(タイ)との王座統一戦を行うよう指令されているWBA最軽量級レギュラー王者エリック ロサ(ドミニカ)。来週25日にオーランド ピノ(ベネズエラ)と無冠戦10回戦を行うようです。これが2021年師走以来の実戦となるロサ。ファミリーマートは昨年7月を最後に試合を行っていません。
6)先日15日、現在空位のOPBF(東洋太平洋)ライトフライ級王座決定戦が行われ、ミエル ファハルド(比)が同胞のジョン ポール ガブニラスを僅か60秒で仕留め新王者となっています。
今月8日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本スーパーウェルター級戦(王座統一戦):
正規王者出田 祐一(三迫)判定2対1(96-94x2、94-96)暫定王者中島 玲(石田)
*2005年4月のデビュー後、12連勝(7KO)を飾り将来が有望視されていた当時の出田。しかし2010年2月に初黒星を喫すると、1勝1引き分けを挟むも黒星を重ね続けました。2020年12月に再び白星を挙げるまでに積み重ねた敗戦は15。昨年5月にも初回TKO負けを喫しています。白星と黒星が仲良く交差するキャリアを築いてきた出田にも、昨年11月に最初で最後と思われたタイトル戦に出場する機会に恵まれ、終盤9回で王座奪取を果たしました。
その後、左目網膜剥離のためリング活動が小休止に。その間中島が暫定王座を獲得。今回の出田との王座統一戦に臨むことになりました。
これまでの試合同様、序盤戦はリードを許す苦しい展開となった出田。しかし今回も、我慢しながら手を出し、何とか逆転に成功。判定は2対1と割れましたが、出田が日本王座の統一に成功すると同時に、戦績を17勝(9KO)16敗(6KO負け)1引き分けとし、ようやく白星を専攻する事にも成功しています。
負けが続き、選手生命が危ぶまれる大けがからも立ち上がってきた雑草男・出田。そんな実戦派が君臨する、2023年8月17日現在のスーパーウェルター級のタイトル保持者たちは次のようになります。
WBA:ジャーメル チャーロ(米/防衛回数2)
WBC:ジャーメル チャーロ(米/3)
WBC(暫定):ブライアン メンドサ(米/0)
IBF:ジャーメル チャーロ(米/2)
WBO:ジャーメル チャーロ(米/0)
WBO(暫定):ティム チュー(豪/1)
OPBF(東洋太平洋):井上 岳志(ワールドスポーツ/0)
WBOアジア太平洋:井上 岳志(ワールドスポーツ/1)
日本:出田 祐一(三迫/1)
日本スーパーライト級戦:
王者藤田 炎村(三迫)TKO3回2分48秒 挑戦者大野 俊人(石川)
*初回から左右の強打で挑戦者に迫っていった藤田。3回に右でダウンを奪い、その後の連打でTKO。持ち前のパンチ力に加え、安定したボクシングを披露し、4月に獲得した王座の初防衛に成功ています。
下記は2023年8月17日現在のスーパーライト級王者たちとなります。
WBA:ローランド ロメロ(米/防衛回数0)
WBC:レジス プログレイス(米/1)
IBF:スブリエル マティアス(プエルトリコ/0)
WBO:テオフィモ ロペス(米/0)
OPBF(東洋太平洋):永田 大士(三迫/0)
WBOアジア太平洋:空位
日本:藤田 炎村(三迫/1)
今月5日、神戸市立中央体育館で行われた試合結果です。
日本ライトフライ級戦(王座決定戦):
大内 淳雅(姫路木下)TKO8回1分55秒 芝 力人(真正)
*これまでに4度の日本王座への挑戦経験を持つ大内。そのすべての試合で現WBC/WBA王者寺地 拳四郎(BMB)をはじめ、前WBC王者矢吹 正道(緑)、世界王座への挑戦の経験を持つ岩田 翔吉(帝拳)、そして引き分けとなった黒田 雅之(川崎新田)等、実力者たちの壁に阻まれてきました。
国内の強豪選手たちにタイトル獲得を阻まれ続けてきた大内が、今回の5度目の正直で対戦したのは、年齢では10歳、戦績では約4分の1の芝。そんな若手(と言っても芝も27歳)との激戦を制し終盤TKO勝利。タイトル初挑戦から11年、ようやく日本の頂点に立つことに成功していました。
敗れた芝は、この試合が10戦目にして3度目の日本タイトル挑戦。3つの敗戦すべてがKO/TKO負けというのが気がかりです。
約1年ぶりに日本王座が埋まったライトフライ級。下記は2023年8月16日現在の、同級のタイトル保持者たちとなります。
WBA:寺地 拳四郎(BMB/防衛回数1)
WBC:寺地 拳四郎(BMB/2)
IBF:シベナティ ノンティンガ(南ア/1)
WBO:ジョナサン ゴンザレス(プエルトリコ/2)
OPBF(東洋太平洋):ミエル ファハルド(比/0)
WBOアジア太平洋:山中 竜也(真正/0)
日本:大内 淳雅(姫路木下/0)
WBOアジア太平洋ミニマム級戦:
挑戦者ジャック アンパロ(比)判定3対0(117-109、114-112x2)王者小林 豪己(真正)
*昨年師走に僅か5戦目で同王座を獲得した小林。将来的には世界も狙えるホープとして期待されていました。しかし今回の2度目の防衛戦では思わぬ落とし穴が待ち構えてきました。
初回、比国人の右で2度のダウンを喫してしまった小林。前半戦はそのダメージからの回復に費やすことになってしまいました。中盤以降必死の追い上げを見せた小林でしたが、前半の失点を覆すことは出来ず。将来の世界王者候補生が、真夏の神戸で思わぬ王座転落、プロ初黒星を喫してしまいました。小林からすると残念な結果となってしまいましたが、中盤戦以降の戦いを考えると、早い時期に両者による再戦が組まれるかもしれませんね。
下記は2023年8月16日現在の、最軽量級王者たちの顔ぶれとなります。
WBA(スーパー):ノックアウト CP フレッシュマート(タイ/防衛回数15)
WBA(レギュラー):エリック ロサ(ドミニカ/1)
WBC:パヤン プラダブスリ(タイ/4)
WBC(暫定):重岡 優大(ワタナベ/0)
IBF:ダニエル バジャダレス(メキシコ/1)
IBF(暫定):重岡 銀次郎(ワタナベ/0)
WBO:オスカル コラーゾ(プエルトリコ/0)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:ジャック アンパロ(比/0)
日本:高田 勇仁(ライオンズ/1)
最近(2023年8月15日ごろ)のニュースです。
1)来月30日に予定されている4団体統一王者同士の一戦、スーパーミドル級王者サウル アルバレス(メキシコ)対スーパーウェルター級王者ジャメール チャーロ(米)。試合の先行チケットが発売され始めました。このまま順調に試合が開催されて貰いたいものです。
2)もう一人の双生児チャーロで、WBCミドル級タイトル保持者のジャモール。2021年6月の試合を最後に実戦から遠ざかっています。しかし双生とは言えジャメール(Jermell)、とジャモール(Jermell)、何とも紛らわしい名前です。
3)本来なら今週末19日にカナダで行われる予定だった3団体統一ライトヘビー級戦、王者アルツロ ベテルビエフ(露/カナダ)とWBCの指名挑戦者カラム スミス(英)の一戦は、ベテルビエフの怪我のため延期に。来年1月13日に再スケジュールされました。毎試合ごとに延期を繰り返しているベテルビエフ。19戦全勝オールKOと魅力的な選手なのですが、このまま大輪を咲かせずに終わってしまう気がします。
4)昨年2022年、上記のアルバレスや実力者ヒルベルト ラミレス(メキシコ)に圧勝したドミトリー ビボル(キルギスタン/露)。2023年も夏の終わりに近づきつつありますが、今年はいまだに試合を行っていません。いつの間にやら存在感が薄くなってしまいましたね。
5)ビボルへの挑戦権を賭けた一戦が10月21日、英国で行われます。その試合に出場するのは17戦全勝(13KO)のジョシュア ブアツィ(英)と、20戦全勝(13KO)のダン アジーズ(英)です。
6)6月にWBOスーパーライト級王座を獲得し、2階級制覇を果たしたテオフィモ ロペス(米)。試合後、現役からの引退を示唆していましたが、同様ら現役継続のようです。
今から30年前の1993年8月14日、米国ミシシッピー州ベイ・セントルイスで行われた試合結果です。
スーパーミドル級戦(10回戦):
IBFミドル王者ロイ ジョーンズ(米)KO6回1分57秒 スラニ マリンガ(南ア)
*この試合の3ヶ月前に、後にボクシング史に残る名選手となるバーナード ホプキンス(米)が相手だったとはいえ、期待外れの試合内容の末、僅差の判定で自身初の世界王座を獲得したロイ。既にこの時から減量苦が囁かれていました。
この試合でロイが対戦したマリンガは、それまでにスーパーミドル級で3度の世界王座への挑戦の経験を持つ実力者マリンガ。無冠戦とはいえ、かなりの好カードが実現しました。
圧倒的なスピードと、運動神経で試合を進めていったロイ。マリンガも、固いガードからクリーンヒットを許さず、中々の抵抗を見せます。ロイが有利に試合を進めていきますが、試合はどちらかというと小康状態が続きます。
しかし6回、ジョーンズが驚くべきパンチで一気に試合を終わらせてしまいました。その回も終盤に差し掛かろうとしたその時、ロングの左フックをクリーンヒットさせたロイは、電光石火ショートの左フック、右のショートアッパーを続けざまにヒットし南アフリカ人を一瞬で片付けてしまいました。そのパンチがあまりにも早かったため、2発目の左フックショートパンチはスロー再生ではなくては確認が出来ませんでした。
(無冠戦ながらも好カードが実現)/ Photo: Youtube
無冠戦とはいえ、会心のパフォーマンスで白星を加えた後のスーパースター。この試合では、スーパーミドル級のリミット(168ポンド/76.2キロ)に近い166ポンド/75.3キロで計量をパスしています。
この試合を見直し、改めてロイのスピードと運動神経の高さが異常だったということが再確認することができました。現在のスーパーミドル級4冠王サウル アルバレス(メキシコ)は好選手です。しかし2023年時点での現役最高選手の一人であるカネロ(アルバレスのニックネームで、スペイン語でシナモンという意味。)でも、ロイの前では普通のボクサーになってしまうでしょうね。
この試合がその57戦のキャリアの中で唯一の米国での試合となったマリンガ。後にWBCスーパーミドル級王座を2度獲得した猛者という事を付け加えておきましょう。
今月5日、大阪市立住吉区民センターで行われた試合結果です。
日本ミドル級戦:
王者国本 陸(六島)判定3対0(97-93x3)挑戦者酒井 幹生(角海老宝石)
*昨年4月、当時空位だった日本ミドル級国内タイトルを争った両選手。その時は国本が大差の判定勝利を収め、王座獲得に成功しています。その後、両者共に2戦挟み今回迎えた再戦。国本へのリベンジと王座獲得に意気込みを見せる酒井が好スタートを切ります。しかしその後は国本が接近戦で巧みなクリーンヒットを重ねポイントを連取。前回よりは競った内容となりましたが、再び国本が酒井を上回り保持する王座の2度目の防衛に成功しています。
2023年8月13日現在の、ミドル級王者たちの顔ぶれは下記のようになります。
WBA:エリスランディ ララ(キューバ/防衛回数1)
WBC:ジャモール チャーロ(米/4)
WBC(暫定):カルロス アダメス(ドミニカ/1)
IBF:ビンチェンツォ グアルティエリ(独/0)
WBO:ジャニベック アリムハヌリ(カザフスタン/2)
OPBF(東洋太平洋):竹迫 司登(ワールドスポーツ/1)
WBOアジア太平洋:空位
日本:国本 陸(六島/2)
2023年8月第二週末の主な試合予定です(2023年8月12日から18日まで)。
12日 土曜日
英国
ヘビー級戦(12回戦):
アンソニー ジョシュア(英)対 ロバート ヘレニウス(フィンランド)
米国アリゾナ州
WBOスーパーフェザー級戦:
王者エマヌエル ナバレッテ(メキシコ)対 挑戦者オスカル バルデス(メキシコ)
米国メリーランド州
IBFバンタム級戦(王座決定戦):
エマヌエル ロドリゲス(プエルトリコ)対 メルビン ロペス(ニカラグア)