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あの試合から30年(WBCストロー級:1995年4月1日)

2025年04月01日 05時15分16秒 | ボクシングネタ、その他雑談

今から30年前となる1995年4月1日、米国ネバダ州で行われた試合結果です。
WBCストロー級戦(ミニマム級):
王者リカルド ロペス(メキシコ)TKO最終回2分45秒 挑戦者アンディ タバナス
(比)

*リングサイドには、前座試合に出場し、判定勝利を収めた元ライトフライ級王者マイケル カルバハル(米)の姿が見られました(テリー ノリス(米)もいました)。当時の軽量級戦線のビックマッチと言えば、「ロペス対カルバハル」や、カルバハルと3度拳を交えたウンベルト ゴンザレス(メキシコ)とロペスの一番の実現が期待されていました。この日のロペスのパフォーマンスは、一体どのようにカルバハルの目に映ったのでしょうか。

ロペスの14人目の挑戦者に選ばれたタバナスは、タバナス大塚(新日本木村)のリングネームで度々日本のリングにも登場し、日本人選手たちの壁となってきました。今回が2度目の世界挑戦となるタバナス。アジア圏の屈指の実力者が、本場アメリカのリングで難攻不落のロペスを相手にどこまで対抗するかに注目が集まりました。

(タバナスを迎え14度目の防衛戦に臨んだロペス)/ Photo: Youtube

初回、左フックで早々と比国人をばたつかせたロペス。しかし2回、タバナスの右ショートを好打されると、普段以上に慎重なボクシングを見せ始めます。タバナスも時折いいパンチを放つのですが、それらは単発に終わってしまい、ペースをあっさりとロペスに譲る事になってしまいます。

回を追う毎にペースを上げていったロペス。距離のある的確な左ジャブと、無駄のないフットワークでライバルを突き放し始めたロペス。手がほとんど出ないタバナスを尻目に、中盤戦に入ったころには完全にペースを把握しました。

ロペスが左右のアッパーや右クロスを放ち始めると、試合は全くのワンサイドマッチに。しかし試合後判明したことなのですが、拳を負傷していたロペスのパンチには、いつものような切れがありませんでした。

一方的な展開になりながらもダウンの一つも奪えなかったこの日のロペス。しかし最終回にはいよいよフィニッシュにかかります。左右の強打で幾度もタバナスを追い込んだロペス。しかし比国人は必死にクリンチで危機を乗り越えようとします。あまりにもしつこいクリンチに、とうとう主審からの警告を受ける始末。しかし試合終了まで20秒を切ったところでロペスがパンチをまとめ、ギリギリのところでTKO勝利を収める事が出来ました。

相変わらず完成度の高いボクシングを披露したロペスでしたが、試合を終わらせるまでに時間を費やしすぎたとの厳しい声も聞かれました。残念ながらこの試合後、怪我の治療のために長期のブランクを作る事となってしまったロペス。その雄姿を再び見せるのは、この試合から1年後に。

このタバナスとの一戦は、ロペスの大ファンの私(Corleone)にとり、少々物足りない試合内容に感じられました。


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