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今年もやってるやってる~

細野、大差判定防衛も...(日本フェザー級)

2015年08月26日 03時55分39秒 | 日本ボクシング
先週20日木曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本フェザー級戦:
王者細野 悟(大橋)判定3対0(99-91x2、99-92)挑戦者大坪 タツヤ(T&T)

*ここまでの勝率がちょうど5割(7勝7敗1引き分け)の挑戦者。ここ6戦は全勝(2KO)記録を飾っているも、これまでに3度の世界挑戦を経験し、OPBF(東洋太平洋)王座を1度、今回の王座を含め日本王座を2度獲得してきている細野にとって、格下以外の何者でもありません。案の定試合の大半は王者がペースを把握。しかし一方的な試合展開の中、KO(TKO)勝利はおろか、ダウンすら奪えずに最終回のゴングを聞いてしまいました。

現行の王座の3度目の防衛に成功した細野。次の防衛戦を10月22日に渡邉 卓也(青木)と行うことが既に決定しています。その試合での名誉挽回に期待しましょう。

アマチュア時代には現WBAスーパーフェザー級王者内山 高志(ワタナベ)に勝利を収めた経験を持つ細野。3度の世界戦では、プーンサワット クラティンデーンジム(タイ)の保持するWBAスーパーバンタム級王座に挑戦し0対2の判定負け。曲者セレスティーノ カバジェロ(パナマ)に喫した大差の判定負けは致し方ないとしても、クリス ジョン(インドネシア)との一戦は、3回負傷引き分けという結果に終わってしまいましたが試合内容は善戦以上のものでした。細野が世界を制覇するのは、何かが少し足りないようですね。

ちなみに現在の世界フェザー級王者は:

WBAレギュラー:ヘスス クエジャール(亜)
WBA暫定:カルロス ザンブラーノ(ペルー)
WBC:ゲリー ラッセル(米)
IBF:リー シェルビー(英)
WBO:ワシル ロマチェンコ(ウクライナ)

ザンブラーノは見たことがないので判断できませんが、打ち合い好きのクエジャールと対戦すれば細野にも大きなチャンスがあるでしょう。個人的にはロマチェンコの勇姿を日本のリングで見てみたいですが。相性の面で細野に分の悪い選手が占めている現在のフェザー級戦線ですが、それらの選手と比べ、日本王者が総合的にそれほど劣っているとは思いえません。

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2 コメント

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日本タイトル挑戦と成ったら!? (中野吉郎)
2015-09-17 00:40:33
断然不利と言われる挑戦者は実力以上のモノを出すし酷評するのも細野選手がカワイソウ思います!! そんな事だから世界挑戦準備の為に返上します!? 続出!? こっちの方がワケ分からんですが!?
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Unknown (Corleone)
2015-09-19 04:00:42
以前、といってもかなり前になりますが、日本王座を5度、10度と防衛していくと、賞金が出ていましたよね。あの制度を復活させるべき、だと思います。
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