DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

3つの王座が空位に、などなど(色々:05‐30‐24)

2024年05月30日 05時28分27秒 | 世界ボクシング

最近(2024年5月30日ごろ)のニュースです。

1)フリオ セサール マルティネス(メキシコ)が、これまで6度防衛してきたWBCフライ級王座を返上。今後は一階級上のスーパーフライ級を主戦場にしていくこととなりました。来月末にWBCスーパーフライ級王座への挑戦が決まっているジェシー ロドリゲス(米)は、既にこれまで保持していたWBOとIBF王座を返上しています。これでフライ級の主要4団体のうち、ユーリ 阿久井 誠悟(倉敷守安)が君臨しているWBA以外の3つの王座が空位となった事になりました。

2)IBFはスーパーミドル級王者サウル アルバレス(メキシコ)に対し、指名挑戦者ウィリアム スカル(キューバ)との防衛戦を行うよう指示を出しました。この試合が実現する可能性は限りなく低いため、アルバレスが戦わずして1つのベルトを失う事になるでしょう。

3)先週末25日、近い将来にカネロ(アルバレスのニックネーム。スペイン語で、彼の赤茶の髪の毛の色を表すシナモンという意味)の脅威になる可能性があるクリスチャン ムビリ(仏)が本拠地としているカナダのリングに登場。英国人マーク ヘフロンを僅か40秒で仕留め、保持するWBC米大陸、WBAインターナショナル王座の防衛に成功しています。

4)3月末にティム チュー(豪)を破り、チューが保持していたWBO王座に加え、当時空位だったWBC王座を獲得したセバスチャン フンドラ(米)。10月に、元3団体統一ウェルター級王者エロール スペンス(米)を迎え、保持するスーパーウェルター級王座の防衛戦に臨むようです。

これに対しWBOはフンドラに対し、同団体がスーパーウェルター級の指名挑戦者として認定するテレンス クロフォード(米)と対戦するよう指示を出しています。もしフンドラが計画通りにスペンスと対戦する場合、WBO王座は剥奪すると警告を出しています。

クロフォードは8月に、WBAスーパーウェルター級王者イスラエル マドリモフ(ウズベキスタン)に挑戦する事が決まっています。その試合で空位になる可能性があるWBO王座も争われる可能性があるようです。WBOの強烈なバックアップを受けるクロフォードですが、マドリモフに勝利するという確約などどこにもないのですがね...。

5)長らく指名挑戦者との防衛戦が行われていないヘビー級。その指名挑戦者にはフィリップ フルゴビッチ(クロアチア)が君臨しています。2週間前に見事なボクシングで4つの王座の統一に成功したオレクサンデル ウシク(ウクライナ)が、指名挑戦者との防衛戦の延長を申請したとか。ウシクが次の試合でフルコビッチと戦うのであれば別ですが、タイソン フューリー(英)との再戦を優先したいがための延長というと、かなり身勝手な願いと言っていいでしょう。ウシクの希望は叶わないとみますが、果たして!?

6)デリク チソラとジョー ジョイスによる英国ヘビー級の新旧対決が7月27日に行われます。

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