DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

2人の新王者が誕生(WBOx2)

2024年05月29日 05時23分48秒 | 世界ボクシング

今月18日、米国カリフォルニア州で行われた試合結果です。
WBOライト級戦(王座決定戦):
デニス ベリンチュク(ウクライナ)判定2対1(116-112、115-113、112-116)エマヌエル ナバレッテ(メキシコ)

*手数で勝負する選手同士による王座決定戦。36歳にして、初の世界タイトル出場となった元五輪銀メダリストが僅差の判定で勝利。同胞のワシル ロマチェンコ、オレクサンデル ウシクに続いて、戦火のウクライナに嬉しいニュースを届ける事になりました。

スーパーバンタム、フェザー、スーパーフェザー級に続いての4階級制覇達成に失敗したナバレッテ。現在もスーパーフェザー級の王座は保持しています。今後、どちらの階級で活動を続けていくのでしょうか?

超絶王者ワシル ロマチェンコに続き、現役2人目のウクライナ出身の世界王者が誕生したライト級。下記は2024年5月29日現在の、同級の王者たちとなります。

WBA:ジャルボンテ デービス(米/防衛回数4)
WBC:シャクール スティーブンソン(米/0)
IBF:ワシル ロマチェンコ(ウクライナ/0)
WBO:デニス ベリンチュク(ウクライナ/0)
OPBF(東洋太平洋):鈴木 雅弘(角海老宝石/0)
WBOアジア太平洋:保田 克也(大橋/2)
日本:三代 大訓(ワタナベ/0)

 

WBOウェルター級戦(暫定王座決定戦):
ブライアン ノーマン(米)TKO10回1分33秒 ジョバンニ サンティリャン(米)

*試合直前に暫定王座決定戦に昇格した一戦。戦前の予想では、以前より将来性を謡われていたサンティリャンがリードしていました。実際の試合でも、常に仕掛けるのは地元のサンティリャン。しかしノーマンは、鋭いカウンターで決してペースを渡すことはありませんでした。

打ち疲れ、そしてパンチの被弾により徐々に体力を失っていったサンティリャン。最後はライバルのアッパー攻撃の前に力尽き果ててしまいました。

ランキングは下位ながらも、その強打で世界初挑戦でベルト獲得に成功したノーマン。正規王者テレンス クロフォード(米)がスーパーウェルター級へ本格的に転向していくため、このまま「暫定」の2字を返上する事になるでしょう。

主要4団体の内、3つの団体で2人の世界王者が並立する事となった現在のウェルター級。下記が2024年5月29日現在の、同級のタイトル保持者たちとなります。

WBA(スーパー):テレンス クロフォード(米/防衛回数0)
WBA(レギュラー):エイマンタス スタニオニス(リトアニア/1)
WBC:テレンス クロフォード(米/0)
WBC(暫定):マリオ バリオス(米/1)
IBF:ジャロン エニス(米/1)
WBO:テレンス クロフォード(米/7)
WBO(暫定):ブライアン ノーマン(米/0)
OPBF(東洋太平洋):佐々木 尽(八王子中屋/0)
WBOアジア太平洋:佐々木 尽(八王子中屋/3)
日本:豊嶋 亮太(帝拳/0)

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