先週末20日・土曜日、ロシアで行われた試合結果です。
IBF/WBCライトヘビー級戦:
王者アルツロ ベテルビエフ(露)TKO10回1分34秒 挑戦者アダム デインズ(独)
*昨年の3月にIBFの指名挑戦者である孟 繁龙(中国)の挑戦を受ける予定だったベテルビエフ。しかしその一戦はコロナウィルスのために中止となしました。10月にデインズの挑戦を受ける予定だったロシア人ですが、その時は自身の怪我のために1月まで延期に。そして1月の試合は、ベテルビエフ本人がコロナウィルスに感染してしまい、防衛戦がまたしても中止となってしまいました。
4度目の正直で実現した今回の防衛戦。ベテルビエフにとって実に519日ぶりの試合となりました。この選手にとって長期ブランクはあまり関係なかったようで、その豪打で挑戦者を脅かし続ける事に。パンチを放つというより「殴りつける」という表現が合っているベテルビエフの攻撃。初回からデインズをキャンバスに送ると、10回まで試合は長引きましたが、最後はしっかりとフィニッシュ。相も変わらずの強さを見せつけ、2つの王座の防衛に成功すると共に、全勝全KO記録を16に伸ばしています。またこの試合は、ベテルビエフにとって、初の母国ロシアでの試合となっています。
その豪打を威力を見せつけたベテルビエフ。彼が君臨しているライトヘビー級の2021年3月24日現在王者たちの顔ぶれは下記のようになります。
WBA(スーパー):ドミトリー ビボル(キルギスタン/防衛回数8)
WBA(レギュラー):ジャン パスカル(カナダ/1)
WBA(暫定):ロビン クラスニキ(独/0)
WBC:アルツロ ベテルビエフ(露/1)
IBF:アルツロ ベテルビエフ(露/4)
WBO:空位
OPBF(東洋太平洋):レーガン デサイクス(豪/0)
WBOアジア太平洋:ガサン ガサノフ(露/0)