最近(2021年3月4日ごろ)のニュースです。
1)本来なら現地時間の明後日、6日に英国で行われる筈だったWBCヘビー級暫定戦、アレクサンデル ポベトキン(露)対ディリアン ホワイト(英)の再戦。この試合は3週間後の27日、英国領ジブラルタで行われる事になりました。これまでにこの地で世界戦、もしくはボクシングの興行が行われた事があったかは、知識不足のため不明です。
(ジブラルタは(Gibraltar)地中海に面してた英国領です)
2)本来なら先月20日に、英国で開催される予定だったWBOスーパーフェザー級戦、王者ジャメル ヘリング(米)対挑戦者カール フランプトン(英)の一戦は、挑戦者の負傷により4月3日まで延期となっていました。そして試合地は、英国から中東のドバイに移っています。
(アラビア海に面しているドバイ(Dubai))
3)2018年の大晦日に、マカオで井岡 一翔(Ambition)を下し、WBOスーパーフライ級王座を獲得。同時に比国人史上3人目の世界4階級制覇達成に成功したドニー ニエテス。一翔戦後、何故だか実戦から遠ざかっていました。このニエテスがWBOスーパーフェザー級戦の前座に登場。パナマのオーランド ペニャルバと対戦する事が決まっています。
4)本来なら先週末27日、マクウィリアムス アローヨ(プエルトリコ)と防衛戦を行う予定だったフリオ セサール マルティネス(メキシコ)。マルティネスは自身の怪我のため、試合2日前に出場をキャンセルしています。マルティネスは昨年8月、12月にも同じように自らの負傷のために試合出場を辞退。こう短い期間で繰り返し怪我をするというのは、プロとしてどうなのでしょうか?
5)先月20日、元WBAスーパーミドル級王者ヒョードル チュディノフ(露)がライトヘビー級で2度の世界挑戦の経験を持つイサック チレンベ(マラウィ)と対戦しますが、1対1の引き分け(97-93、94-97、95-95)。世界再獲得に向け、足踏み状態となってしまいました。
6)同日、比国でビック サルダール対ロベルト パラデロ(共に比)の一戦には、WBAミニマム級王座が争われ、サルダールが判定勝利。王座獲得に成功しています。当初この試合には、レギュラー王座が賭けられるという情報が流れていましたが、争われたのは暫定王座。という事は、その内に「空位」のレギュラー王座戦が行われる、と考えてよさそうですね。