DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

ステイグリッツ、反則勝ちでV4

2011年04月19日 04時10分26秒 | 世界ボクシング
今月9日 ドイツで行われた試合結果です。
WBOスーパーミドル級戦:
王者ロベルト ステイグリッツ 反則10回2分45秒 挑戦者コーレン ゲボア(共に独)

*本来ならこの日、WBA王者ディミトリ サルティソン(カザフスタン)との王座統一戦に臨む予定だったステイグリッツ。サルティソンの負傷のため、昨年7月にそのサルティソンに中差判定負けを喫しているゲボアと対戦。反則勝利を収め、保持する王座の4連続防衛に成功しています。

試合は王者のペースで進んでいました。基本に忠実なオーソドックス・スタイルからコツコツとポイントを重ねていき、変則的な挑戦者のボクシングに惑わされる事もありませんでした。目立った武器を持たないステイグリッツですが、バランスの良さ、精神面での落ち着きが4連続防衛の源ではないでしょうか。

右(王者)対 左(ゲボア)の対戦の場合、故意でなくても頭が当たってしまうのは自然な流れ。中盤以降それが我慢できなくなった挑戦者は、自らの行為で反則負けを宣告されています。

9回、王者を投げ飛ばした挑戦者は、倒れている王者に一発見舞うという不始末。続く10回。王者の後ろに回りこんでパンチを放ったために減点1を科された挑戦者。そして最後は再開後、レスリング行為で王者を投げ飛ばし王者が負傷(右目上)。ドクターチェックの間に挑戦者の反則負けが決定しました。

反則負けに大いに不満のゲボア。レフリーに殴りかかるというやってはならない愚行を犯しています。この行為に対し、後日謝罪を表明し、6ヶ月の試合出場停止を言い渡された挑戦者。6ヶ月では甘すぎます。

周りがどれだけ騒ごうと常に冷静さを失わなかった王者ステイグリッツ。意外に防衛記録を伸ばしていくかもしれません。
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