キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

魅惑の小室ワールド

2024年06月24日 | Weblog
最近小室直樹のシーズンがやって来て10冊ほど続けて読んだが、何度の本棚の小室コーナーから本が散逸していて、何を持っているのか良く分からなくなっている。
橋爪大三郎の小室直樹解説本の付録に、良く纏まった便利な小室直樹著書一覧表があったが、その本が見つからず一覧表でチェックすることが出来ない。
面倒くさいのは再販されるときに版元が変わって本の題名が変わることがあり、それで混乱するのだ。
今読んでいる「社会主義大国 日本の崩壊」は青春出版社だったので新書かなと思ったら、堂々たるハードカヴァーで、しかも綺麗だったので驚いた。
古書で探るとあるにはあるがいい状態のものが少なく、いいのは酷く高価な値がついている。

小室直樹は大学で教鞭をとることもなく、一時は餓死寸前で「ソビエト帝国の崩壊」が売れてから、ようやく生活が安定したが、兎に角本を書かなきゃいけないから同じ内容が繰り返された。
それ故20冊くらい読んでいると同じ本を反復読書しなくても、何度も何度も同じことが出て来るので自然と覚えることが出来るようになっている。
まあ、大天才小室直樹と云えども人間である以上学べることの限度があるし、しかも重要なエッセンスを繰り返すから反復になりやすいんだな。
僕の場合色鉛筆を持って線を引いたり書き込みをしながら精読していても、読み終るとほとんどのことを忘れているから、小室の多作が有難く、まあ、死ぬまでにはいくつかの重要なエッセンスが身に付いているんじゃないかと思っている。

本の収納が4か所に別れているので、今日は全部を当たって一体何を持っているのかだけでもはっきりさせたいと思っている。
さもないと持っていない本を購入することが出来ない。


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