キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

フランス太りを解消しなきゃいけないのに

2011年02月04日 | Weblog
時差の影響で朝三時から起きて早朝読書に励みました。久し振りに五時のお寺の鐘をベッドの中で聞いて、ああ日本に帰ってきたんだなあと感じました。今日は立春ですが既に日が出てきて春めいた日になりそうです。

高峰秀子さんの「わたしの渡世日記」を読了し、買っておいた「人間住所録」に取り掛かりましたら、最初の“あなた食べます”が食べ物エッセイを読んだ感想がまとめられている章でして、池波正太郎さんを「鰻の白焼き」に、辻静雄さんを「アンディーヴのグラタン」に、沢村貞子さんを「鱧のおとし」に、嵐山光三郎さんを「龍鳳会」(蛇の羹)に、邱永漢さんを「酔蟹」に例え、最後にご自身を「明炉焼鴿」に例えた本歌取りの見事な食エッセイでした。

それに触発され朝早くから台所に下りてごそごそとやり、煮干スープのラーメンにモヤシと椎茸を入れ、味付け卵とのりを載せて食することとなりました。実に旨く作れ美味しくいただきましたが、フランスで太った体を絞らなきゃいけないのに、まったくもってこのような優れた食エッセイはダイエットを邪魔いたします。






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