キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

春二番

2011年02月28日 | Weblog
今朝の湘南は夜明け前から雨が降っております。春様の雨だれを聴きながらの早朝読書はなかなか乙なものであります。引き続きドナルドキーンの自伝を読んでおりますが、端正な文体で上品な書物です。こういったものを読んでいれば、向学心が鼓舞されひとかどの人物に成れそうな気がいたしますが、それはまったく錯覚でして、彼我の才能の差は歴然と大きく、7,8ヶ国語を自在に扱うには優れた記憶力と良い耳がなければいけません。生憎そのどちらも持ち合わせておらず、母国語でさえたどたどしい我が身が情けないです。

昨日は春二番とでも申しましょうか、強烈な南風が一日吹いておりました。おかげで快適なはずの散策は、かなり厳しいものになり二宮平塚間を歩くのがやっとでした。まっすぐ歩けば二時間の行程ですが、満開を迎えた大島桜を愛でたり、名残の紅梅白梅の香りを楽しんだり、農協で野菜を買ったり、パン屋に立ち寄ったり、古本屋があれば覗きと寄り道に食う時間が多く、結構な時間を費やすことになります。

今日は終日雨の予報ですから、名残の梅はこれで終わり、染井吉野の蕾がさらに膨らむことでしょう。足元が悪い中わざわざ会社へ行くのは気が重いのですが、明日からまたフーデックスで留守にするのでこれから出かけることにいたします。





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