キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

レアンドロ

2010年01月11日 | Weblog
今日は全国で成人式が行われると思いますが、自分の成人式もつい昨日のように思い出されます。そのときの気分が抜けきらないまま今日まで来てしまったところに大きな問題があるのですが、今になっても中々自分の年齢に意識が追いつきません。



今日はチリのアナケナの担当者をご紹介いたしますが、ここは担当者をくるくると変えるところで、レアンドロは四人目の担当者です。一人目の担当者は名前を忘れてしまいましたが気の優しい大男で、試飲会の合間に京都の旅館に泊り、同室でしたが、夜中までみんなが集って飲み食いした後の、空瓶やコップや空袋などで荒れた部屋の片付けを一生懸命やってくれた好漢でした。仕事も良く出来て、この人の時には実績が伸びました。二人目は、ポーレットという女性で、熱海の温泉旅館でやった試飲会で露天風呂に入って浴衣を着ていた姿を思い出します。仕事があまり出来ずに短期間でくびになってしまいましたが、おっとりした美人で日本の市場には受けていました。その後がアンドレスで、こいつがいい加減な男で明るくて、随分と実績を延ばしました。根っからの営業向きの性格でしたね。生真面目で細かい事に五月蝿いやつは爆発的な突破力に欠け、売上を伸ばせないケースが多いですが、今の担当者のレアンドロがこのタイプで、うちを担当してから実績が横ばいになってしまいました。

本人も悩んでいるみたいで色んなことを言ってきますが、やればやるほど悪いパターンに嵌ってしまい、こちらのやる気を削ぐことばかりです。単純明快に市場に対峙すれば、品質は一級品ですし、価格がリーズナブルですからこのデフレスパイラルの中でも実績が延びそうな気がするのですが、詰まらん手を捏ね回しすぎた嫌いがありますね。

今回、その反省からライナップを非常にシンプルにいたしました。
ヴァラエタルを今までどおり、カベルネ、メルロ、カルムネール、ロゼ、シャルドネ、ソーヴィニョンの6点
レゼルヴァは取り扱い中止
シングル・ヴィンヤードは、カベルネ、ピノ・オワール、カルムネール、ソーヴィニョン、ヴィオニエに加えてシャルドネの6点
レイト・ハーヴェストは人気が高く継続いたします。
オナは赤、白、ピノ・ノワールの3点

以上全部で16種類のワインに集約いたしました。

昨年末はラインアップがすっきりしたせいか、、他のチリワインが500円前後にまで価格が下がっている中で、ヴァラエタルの実績が1,200円の価格を下げずに前年実績を上回り、力強さをにせました。慌てず騒がず、品質を信じて真っ向から攻めてゆく事が大切ですよ、レアンドロ君。


コメント
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