

ちょっぴり怖い、だからおもしろい。
これぞエンタメ!!
前代未聞の「ミステリー短編バトンつなぎ」
「宮辻薬東宮」(みやつじやくとうぐう)
宮部みゆきさんお書き下ろし短編を辻村深月さんが読み、短編を書き下ろす。その辻村さんの短編を薬丸岳さんが読み、書き下ろし……今をときめく超人気作家たちが2年の歳月をかけて“つないだ”ミステリーアンソロジー。
宮部みゆき/ 人・で・なし
辻村深月/ママ・はは
薬丸岳/わたし・わたし
東山彰良/スマホが・ほ・し・い
宮内悠介/夢・を・殺す








宮部みゆき 最高っ!
ぞわぞわ怖い!
引っ越せばいいのに・・・と読んでいたけれど、そこまで考えは及ばなかったのね。
そんなぞわぞわで終わると思いきや・・・
なんと、そ、そういうことだったのぉー!!!
辻村深月を読んでいて、今の時代そんなことは決して言ってはいけないのよね。と・・・
「お前は橋の下から拾ってきた子だ」
下町育ちの私が子供だった頃、そんなことはめずらしいことではなかった。
そんなこと言われても子供たちはへとも思わなかった。
〇ちゃんはどこの橋なんだって、いいなぁ~、なんであたしはぺけぺけ橋なのよー・・・
薬丸岳も・・・えーっ!
わたし・わたしってわたしかぁー・・・
私ね、ネックレスとか指輪とか亡くなった人からのものは受け取らない。
そういうことなの。
あるわけないけれどわからないでしょ?
だから、母からは、もう使わないでしょ?ってもらっちゃった。
もちろん、母が姑からもらったものは、いらな~い。
東山彰良 台湾が舞台
やだなー・・・と読んでいた。
最後がね。どうなのよ。そうなのか?
初めに、どぉーんと来ちゃったからね・・・
★★★☆☆



長年の「漢方生活」のおかげで健康的になったが、それでも時に訪れる「夏バテ」や「靴擦れ」。
漢方の先生に尋ねてみると、ちょっとした不調もすべて日常のある習慣が原因だった! ?
とにかく体の不調の原因を取り除き(「体をかるく」)、ベランダの大型ごみの撤去から始まり、段ボール数十個分の本、着物を捨て、洋服はついに四十三枚に! (「物をかるく」)。
そして、持たないスマホについて(「しがらみをかるく」)……。
『ゆるい生活』から3年。
身の回りの無駄をそぎ落とし、心身共に軽くなっていく過程を綴るエッセイ。








またまた漢方のお話がどっさり。
「ゆるい生活」には、2008年11月から一週間に一度、通い続けて、リンパマッサージをしてもらい、雑談をし、お薬を調剤してもらっているって、書いてあって、この「かるい生活」には未だにちゃんと週一で漢方薬局に通っていると書いてある。
保険がきくものときかないものがあるようで、漢方は高いでしょ?週一通うなんてやはり経済的に余裕がないと無理だわ。
何年ほど前からだったか忘れたけれど、毎度夏になると、あまりの猛暑に今年こそダメだ!この暑さにくたばる!と思っておりますが、相変わらず生き延びております。
そしてお年とともにあちこち不具合が出てくるわけだけれど、ま!お年だからしょうがない。老化です。と思って過ごしている。いずれ本当にくたばるであろうから・・・
漢方も人によって処方が違うから、そんなにいいのならちょいとくれてみ!と横流ししてもらってお試しすることはダメみたいね。
それに漢方薬局って、昔祖母が通っていた蛇がのれんのようにぶら下がっているお店のイメージしかないから、お話読んでいても、古いビルの薄暗い階段を上っていくと、どこかのお国のじいさんがみてくれる、あまり清潔感が感じられない所!と大変失礼なことを思っているから、一度行ってみればいいのだとは思うけれど、何しに?ってことで、まだいいかな?
群さんの漢方の先生の先生は、膝の痛みは悲しみが溜まった痛みだと・・・後年、膝の痛みとなって出てくる。とか、精神的な悲しみに効果がある調剤をしたら嘘のように治ったんだって・・・こういうの聞いちゃうと、ホントかぁ?ウソっぽいなぁーなんて思ほうなのでね。聞かない方がよかったね。
歯のお話で思い出したのは・・・
母も最近まで全部自分の歯だったのに、ある日入れ歯をひょこんと出してびっくりした。
どうしたの?それ!って聞いたら、入院中に病院に歯医者が出張してくるから見てもらうといい!と言われ、見てもらったら入れ歯になったって・・・
以前お仕事で聞いていたことだから、ほんとにあるんだ、まさか母が被害者になるとは・・・かかりつけの歯医者さんには、もったいなかったねー良い歯持っていたのにねーって、残念がられた。
ものを処分した話・・・
何だ、その量は?と驚いた。隣室お友達って、もたいさん?
ふたりで三トントラック一台分のゴミを出した後も、まだ荷物があふれていたって・・・
子供の話・・・
私は恐らくぎりぎりセーフで通り抜けたような気がした。
いろんな人がいたけれどそこまでひどくはなかった。
住んでいる地域にもよると思うけれど・・・
ちょっと前にわがマンションのエレベーターで先に上の階が押してあって、ご挨拶してエレベーターにのり、先に押してあった階より低い階を押したら、幼稚園児ほどが、あ!うちのが偉いね!ね、ママ、うちのが上だからうちのが偉いんだよね?・・・
あららら・・・そんなことは東京の湾岸辺りの超高層マンションの話ぃー・・・こんな田舎で子供にそんなこと教えてんの?・・・と、思っただけで、あたふたする母親に、全然気にしていませんのよ、そんなこと!って振りして、お先に~とご挨拶しておりましたの。
お母さんと弟さんの話に・・・
お母さん施設に入ったんだ。相変わらずやっているのね、弟さんとは・・・
優秀なのにそんなこと言うんだ、やるんだ、と今までのエッセイ読んでいたけれど、そろそろ終盤ですかね。
★★★☆☆



幸福という名の果実を実らせるために
こつこつと積み重ねること、ちいさくてもまっすぐな思いを持つこと。それがいつしか壮大な景色になる─。
「喪失」と「再生」を経験した著者が、その「かけがえのなさ」を描いた最新エッセイ集。
※ネットで大きな反響を得た秀作「手を動かす」を収載!
【章立て】私と旅/敬意/いのちをつなぐ心疲れたひと、仕事や子育てに忙しいひと、気持ちが渇いているひと……。
そんな人たちの憩いの時間を創出する、心震えるエッセイ集。








「手を動かす」
そ!家事は動いているといつの間にか終わっている。
換気扇なんかは見ているだけで動かないから私は終わらない・・・暇そうにしている人に、ねぇ換気扇の掃除してみる?なんていやらしい言い方をしてやってもらう。そして、すっごいね、吸い込み!なんか空気がきれいになったね・・・とホメまくる。
子供を育てるということ・・・そうだね~・・・食べさせておけば大きくはなるけれど、大人にはならない。子育てしながら親もたくさん学んで成長できる。大変なことだけれど子供がいてよかった。子供が居なかったらた、この人とは・・・って人とは付き合うこともなかったと思うけれど、おかげでいろんな人と知り合えた。
ゴーリーのことが書いてあった。
私もゴーリーのタロットカード欲しいっ!
お父様が亡くなられた時の話が・・・
たまにそういうことを聞くけれど、ほとんどまた聞きで、そうだったらしいよ。
それが、ばななさんの息子さんがね。
部屋の電気が一瞬ちょっと明るくなった時に「ここにいる五人は」とひとり人数を間違えた。
まさにその時お父様が亡くなった時間。きっとお父様が会いに来てくれたと信じている。って・・・
装画は山西ゲンイチさん・・・とっても可愛い~・・・ドクダミっ子?
★★★☆☆



川上弘美さんの最新刊は、長らく待ち望まれていた恋愛と結婚を描いた長編小説。500ページ超えも一気読み必至の傑作です。
主人公は1966年ひのえうまの同じ日に生まれた留津とルツ。このパラレルワールドに生きるふたりの女性は、いたかもしれないもうひとりの「自分」。それは読者のあなたのもうひとりの「自分」かもしれませんし、留津とルツの恋人や夫も読者のあなたのもうひとりの「自分」かもしれません。
主人公の2人のように「いつかは通る道」を見失った世代の女性たちのゆくてには無数の岐路があり、選択がなされます。選ぶ。判断する。突き進む。後悔する。また選ぶ。進学、就職、仕事か結婚か、子供を生むか……そのとき、選んだ道のすぐそばを歩いているのは、誰なのか。少女から50歳を迎えるまでの恋愛と結婚が、留津とルツの人生にもたらしたものとは、はたして――
道は何本にも分かれて、つながっていて、いつの間にか迷って、帰れなくなって……だからこそ「人生という森は深く、愉悦に満ちている」。
装画と挿画はファッションブランド「ミナ ペルホネン」の皆川明さんが手がけています。
たくらみに満ちた造本にもご注目ください。








留津とルツ・・・
パラレルワールドだから、私も ん?と、隣で別の生き方をしてる私がいるかもしれない。いるに違いない。
留津になってルツもみていたいし、ルツになって留津もみてみたい。けど、みられない。
もしもあの時というのではなく、勝手にパラレル・・・
不思議だけれど、ありそっ! マジ見てみたい、私のパラレル!
森へ行きましょう。ったって、奥深い森なんでしょ?だから迷います。
それに留津とルツだって、おいおい!なのに、夫、俊郎を殺しちゃった瑠通のほかに、琉都、流津、る津、るつ・・・
たくさんの”るつ”が出てきたときには、あわわ!!!
迷った。
読み終わって・・・楽しかったわぁ~!!!
森へ行きましょう
★★★★★
